さつまいも(薩摩芋)
- 英語:sweet potato
- 学名:Ipomoea batatas
- 別名:甘藷(かんしょ)、唐芋(からいも、とういも)、琉球薯(りゅうきゅういも)
- ヒルガオ科サツマイモ属の植物
- 塊根(養分を蓄えている肥大した根)は食用
- 葉や茎も食用できる
- 原産:中南米
- 主な産地:鹿児島県、茨城県、千葉県、宮崎県、徳島県
- 旬は9~11月
種類
- ベニアズマ(紅あずま、紅東):関東を中心に流通、濃い赤紫色、中は淡黄色、繊維が少なめ、甘味が強い
- 高系14号:高知県で育成主に西日本で栽培、赤褐色、中は淡黄色、甘味が強い
- 鳴門金時:西日本で多く流通、「高系14号」の芽条変異系統、赤紫色で中は薄い黄色、甘味が強い
- 五郎島金時:加賀の伝統野菜、「高系14号」から選抜、赤紫色で中は薄い黄色、甘味が強い
- 安納いも:鹿児島県種子島の在来種、安納こがねは淡黄色、安納紅は赤褐色、中はオレンジ色、甘味が強い
- コガネセンガン(黄金千貫):皮と中身共に白っぽい黄色、おもに芋焼酎に使用、甘味がある
- 種子島紫:種子島の在来種、白っぽい黄色中は紫色、糖度が高く甘味が強い
- パープルスイートロード:農研機構作物研究所が育成、紡錘形で赤紫色中は紫色、甘味がある
主な栄養・成分
- ビタミンC(夏みかんと同等)
- カルシウム
- カロテン(ビタミンA)
- セルロース(食物繊維)
効果・効能
- 腸を刺激し活性化させる
- 便の排泄を促進させ、便秘を改善する
- 夜盲症の予防
- 視力の低下を防ぐ
- 美容効果
- メラニン色素の沈着を抑え、シミ・ソバカスを防ぎ、肌をなめらかにする
- 白血球の免疫力を高め、かぜを予防する
- 血液中のコレステロールを減少させる
- 動脈硬化予防
食べ方
- 焼く
- 煮る
- 蒸す
- 揚げる
- 天ぷら
- 芋焼酎、春雨、水飴などの原料
- 葉や茎は炒めもの、佃煮、かき揚、てんぷらなどに
- アクがあり、切ったらサッと水につけて調理する
- 皮がなめらかでつやがあるものを選ぶ
- やわらかくないものを選ぶ
- より太いものを選ぶ
- 皮が黒く変色していないものを選ぶ
- 保存性悪く長距離の運搬にも向かない
- 寒さを嫌うため、15度以下での長期間保管は避ける
注意