ダイコン(大根)
- 英語:Chinese radish、 Japanese radish、 white radish
- 学名:Raphanus sativus var. longipinnatus
- 別名:スズシロ(清白)
- アブラナ科ダイコン属の緑黄色野菜でもあり淡色野菜でもある
- 根は食用
- 原産:地中海地方、中東、中国など
- 旬:10月~3月頃(秋~冬)
- 主な産地:北海道
主な品種
- 青首大根:一番多く出回っている、おでん・ふろふき大根・サラダ・漬け物・切り干し大根
- 三浦大根:神奈川県三浦半島特産、漬け物、煮物
- 聖護院大根:京都伝統野菜、煮物、千枚漬け
- 桜島大根:おでん、ふろふき大根、大根おろし、漬け物、切り干し大根、旬は1月~2月
- 辛み大根:小ぶりで辛味が強い大根の総称、そば・うどんの薬味
- 黒大根:ヨーロッパ原産、皮ごと大根おろし、皮ごとソテー、スライス、サラダ
- 亀戸大根:肉質が緻密で少し辛味があり、浅漬け・ぬか味噌
- 赤大根:皮・中身が赤い大根、甘味があり緻密で歯ごたえがよく、サラダ・漬け物・おろし
- 紅芯大根:中国の大根、甘味が多くシャキシャキした食感がある、サラダ・甘酢漬け
- ラディッシュ:ヨーロッパ生まれ、サラダ・甘酢漬け
主な栄養・成分
- アミラーゼ
- ジアスターゼ
- オキシターゼ
- イソチオシアネート
- ソチオシアナート
- 辛味成分アリルイソチオシアネート(芥子油)
- フラボノイド
- ビタミンC
- β-カロテン(ビタミンA)
- ビタミンB1、B2
- ビタミンE
- カリウム、カルシウム、ナトリウム、リン、鉄
- 食物繊維(リグニン)
効果・効能
- 抗がん作用
- 発がん物質を解毒する(がん予防)
- 抗菌・殺菌・解毒作用
- 血液をサラサラにする
- 血栓防止
- 老化予防
- 肝臓の働きを高める
- ナトリウムの排出を促進する
- 高血圧、心筋梗塞、脳梗塞、動脈硬化の予防
- 胃腸の働きを整え、消化を助ける
- 食欲増進
- 消化不良の改善
- ゲップ、胃酸過多、胃もたれ、胸やけ、胃潰瘍、胃炎を解消する
- 二日酔い予防
- せき、頭痛、発熱、のぼせの予防
- 歯ぐきの出血、ニキビの改善
- 冷え性、便秘の改善
食べ方
- 煮物(ブリ大根など)
- サラダ
- 漬け物、浅漬け、べったら漬け、福神漬け、さくら漬け、いぶりがっこ
- おでん
- おひたし、味噌汁
- 炒め物
- 薬味
- たくあん
- 酢の物
- 切り干し大根、割り干し大根
- 刺身のつま
- 皮に張り・ツヤがあり、重みがあるものを選ぶ
- 葉付きの場合、葉が緑色でみずみずしいものを選ぶ
- ひげ根の穴は少なく、ゆがみがなく均一に並んでいるものを選ぶ
- 葉の切り口が乾燥していないものを選ぶ