ラッキョウ(辣韮、薤、辣韭)
- 英語:scallion
- 学名:Allium chinense
- 別名:オオニラ、サトニラ
- ネギ科ネギ属の多年草・野菜
- 鱗茎は食用
- 原産:中国、ヒマラヤ地方
- 特有の強い匂いと辛味を持つ
- 主な産地:鹿児島県、鳥取県、宮崎県
- 旬は5月頃~7月頃
種類
- らっきょう:漬け物用、大玉の品種が主流、ピリッとした辛味と強い香りがあり、旬は5~6月
- エシャレット:生食用の若いらっきょう、さわやかな辛味と香り、葉は調理して食べられる、旬は5~8月
- 島らっきょう:おもに沖縄県で栽培、辛味・香りが強く、炒め物・天ぷら・漬け物など
主な栄養・成分
効果・効能
- 活性酸素を除去する抗酸化作用
- コレステロール・中性脂肪の吸収、血糖値の上昇を抑える
- 血液さらさら効果
- 高血圧、心筋梗塞、脳梗塞、動脈硬化、糖尿病の予防
- がんの予防と抑制
- 免疫力を高める
- 風邪の症状の緩和、予防
- 血行を促し、冷え症・血栓の予防につながる
- ビタミンB1の吸収を助け、疲労回復・滋養強壮に有効
- 消化液分泌を促し食欲増進に有効
- 整腸作用
- 健胃・利尿作用
- 便秘の予防・改善
- 花粉症などのアレルギー抑制作用
- 体を温め、発汗・殺菌作用につながる
- 腹痛を抑える(刻んで乾燥させたものを煎じて飲む)
- 不眠に効く(刻みらっきょうのにおい)
- 軽度の桃腺炎の治療(しぼり汁を水で薄めてうがいをする)
食べ方
- 福神漬
- 塩漬け
- 甘酢漬け
- 醤油漬け
- 味噌漬け
- 砂糖漬け
- 和え物、天ぷら、玉子とじ
- 葉は炒める
- 日持ちしないため保存に向かない
注意
- 胃粘膜を刺激するため、胃の弱い方は注意が必要
- 体調により、下痢になることがある
- 摂り過ぎると、下痢・胃もたれ等を引き起こす