ワケギ(分葱)
- 学名:Allium ×wakegi(×は雑種を表す)
- 別名:千本(チモト)、センモト、もコネギ、ネブカ、ヒトモジ、モヨギ、センボンネギ
- ユリ科(ネギ科)ネギ属の球根性多年草
- ネギとタマネギの雑種
- 緑黄色野菜
- 原産:ギリシア、シベリア
- 主な産地:広島
- 旬:1月~4月
- ねぎと比べ、刺激臭・辛みが少なく、独特の香り・甘みがある
- 早生種と晩生種がある
主な栄養・成分
- β-カロテン(ビタミンA)(根深ネギの200倍)
- ビタミンC(根深ネギの3.5倍)
- カリウム
- カルシウム
- ビタミンB1、B2
- 葉酸
- 食物繊維
- 鉄
効果・効能
- ビタミンBの再生を促す
- 消化液分泌を促す
- 疲労回復
- 食欲増進
- 免疫力を強化し細菌やウイルスから身体を守る
- 発汗作用
- 風邪予防
- 活性酸素の働きを抑制する
- がんを防ぐ
- 整腸作用(下痢、便秘の改善)
- 利尿作用
- 貧血予防
- ナトリウム(塩分)の排泄を促し高血圧を防ぐ
- 慢性胃病の予防・改善
- 不眠症の改善
- リュウマチ、扁桃炎、血栓の予防
- 目に必要不可欠なロドブシンを作る
- 皮膚・粘膜・目の網膜を健康に保つ
- コラーゲンの生成を促し、しわ・肌荒れを防ぐ
- メラニンの生成を抑え、シミを防ぐ
食べ方
- ぬた(酢味噌和え)
- サラダ
- 掻揚げ
- お好み焼き
- 味噌汁
- 炒め物
- 葉の色目がはっきりしているを選ぶ
- ハリがあるものを選ぶ
- 太さが揃っているものを選ぶ
- 切り口が変色していないものを選ぶ
- 新聞紙等に包み冷蔵庫へ保存
- 泥付きのものは冷暗所に立てて保存
- 理想的な保存期間の目安は1週間
栽培
- 日当たりの良い場所でよく育つ
- 肥沃な土が適する
- 早生種は、7月に植え付けて年内から収穫できる
- 一般的に、夏の終わりから秋に植え付けて翌春から収穫する
- 球根を2~3球ずつに分け、外皮を取り除く
- 10cm~15cm間隔で球根の先端が土上に出るくらいの深さに植え付ける
- 肥料は、葉が10cm程度になったら20日に1回程度施す
- プランターや鉢の場合、液体肥料を週1回程度与える
- 葉が20cm~30cmほどに伸びたら、葉だけを刈り取り収穫できる
- 収穫後も肥料を続け、繰り返し何度か収穫できる
- 一本丸ごと収穫することもできる
- 葉が枯れたら、株(多根球)の土を落とし、風通しよい日陰で保存