タマネギ(玉葱)
- 英語:onion
- 学名:Allium cepa
- ユリ科ネギ属の多年草(野菜)
- 強い辛味・香味がある
- 辛味は加熱するとなくなり、甘みが出る
- 長期保存が可能(常温でも数ヶ月)
主な栄養・成分
- 硫化アリル(イオウ化合物)
- ケセルチン
- ビタミンC
- リン
- カリウム
- ビタミンB1
- 食物繊維
食べ方
- サラダ、サンドイッチ(生のまま)
- カレー
- グラタン
- 肉じゃが
- オムレツ
- カツ丼
- シチュー
- デミグラスソース、トマトソース類、タルタルソース、サルサ
- 鍋料理・味噌汁の具
- 塩でもんでから水にさらすと、辛みや臭みが抜け食べやすくなる
- 熱が加わると辛味が甘味成分に変化する
- 栄養素の摂取が目的なら、生食が一番効果的
選び方
- 頭の肉質が細くしまっているものを選ぶ
- 首が乾いた細くしまりのあるものを選ぶ
- 外皮がよく乾燥、ツヤがあるものを選ぶ
- 皮の色が濃く、光沢感があるものを選ぶ
- 固く締まっていて重みがあるものを選ぶ
- 赤玉ねぎは、赤紫がくっきりと鮮明なものを選ぶ
- 白玉ねぎは、できるだけ白いものを選ぶ
- 芽が出ているものは避ける
- 白玉ねぎの緑がかったものは避ける
切り方
- 輪切り
- 薄い輪切り
- くし形切り
- 繊維に直角に薄切り
- 繊維にそった薄切り
- 角切り
- みじん切り
涙を出なくする方法
- 原因は、硫化アリルなどが気化し、目の粘膜を刺激するため
- よく切れる包丁ですばやく切る
- あらかじめ冷蔵庫で冷やす
- 包丁や玉ねぎの切り口を水でぬらす
- 水につけながら切る
- 電子レンジなどで軽く加熱してから切る
- 繊維にそって厚めに切る
- 水中眼鏡やフードプロセッサなどを使う
- これらの方法では、風味が落ちてしまうことがある
保存
- 新玉ねぎや赤玉ねぎは冷蔵庫で保存し、2~3日以内に食べる
- 黄玉ねぎは保存方法次第、1~2ヶ月保つ
- 常温で風通しが良く、直射日光を避け、暗いところで保存
- 一つずつ新聞紙に包む
- 使いかけはラップをして冷蔵庫に
効果・効能
- 強い抗菌・殺菌作用
- デトックス(解毒)効果
- 抗酸化作用
- 発がん抑制作用
- 消化液の分泌を促す
- ビタミンB1の吸収を高める
- 疲労、食欲不振、精神不安定、精力減退、不眠などに効果がある
- 血液凝固を遅らせ、糖尿病・高血圧・動脈硬化予防に役立つ
- 血栓を溶かす
- 血液をさらさらにし、動脈硬化を防ぐ
- 糖尿病の改善
- 中性脂肪や悪玉コレステロールの値を下げる
- 脳血栓・心筋梗塞・脳梗塞の予防
- 発汗・解熱作用
- かぜ予防
- 利尿、便秘、下痢に効果がある
- 胃弱、扁桃炎、出血、痛風、神経痛、アレルギー体質の改善
- 虫下し、やけど、虫刺されに良い
- 皮を煎じて飲むと、高血圧・動脈硬化の予防になる
- 肩こりには、おろし玉ねぎ、おろししょうが、みそを混ぜ患部に湿布する
- 筋肉疲労には、玉ねぎ、大根、しょうがのおろし、小麦粉を混ぜ練ったものを湿布する
栽培
- 生育温度は-5~40℃(15~25℃がよく育つ)
- 地元で栽培されている品種がおすすめ
- 種・苗を植える2週間前に耕し畝を作る
- 植える間隔は15~20cm
- 生育期間が長いため途中で追肥する
- 葉の約80%が倒れてきたら、収穫する(晴れの日に)
- 抜いたらそのまま畑に2~3日置いて乾燥させる
栽培方法種類
- 春まき栽培(主に北海道)
- セット栽培(春まき栽培と秋まき栽培の中間的な栽培方法)
- 秋まき栽培(主に関東より西の地域)
- 固定種の採種栽培(採種を目的とした栽培)
- 交配種(F1品種)の採種栽培