ニンジン(人参)
- 英語:carrot
- 学名:Daucus carota subsp. sativus
- セリ科ニンジン属緑黄色野菜
- 原産:アフガニスタン
- 主な産地:北海道
- 旬:秋~冬
品種
- 五寸にんじん:根は15~20cm、根の先が丸くつまっているものが多く、現在の主流
- 金時にんじん:東洋系、柔らかく甘みがつよい、臭さが少ない、30cm前後
- 大長にんじん:60~70cm、西洋系、柔らかく甘みがつよい、主に正月料理用などに
- 三寸にんじん:早生品種、10cmほど、今はほとんどつくられていない
- 島にんじん:沖縄だけで栽培されている、30~40cmと細長い、甘みがあり、煮もの、いためものに
- ミニキャロット(ベビーキャロット):10cmほどで細長い、甘みがあり生食用に
主な栄養・成分
- β-カロテン(ビタミンA)
- カリウム
- 食物繊維
- ビタミンB1、C
- カルシウム、鉄
- リコピン(金時人参)
- ビタミンB2、葉酸
- にんじんの葉には根の2倍以上のビタミンA、3倍のたんぱく質、5倍のカルシウムが含まれ、脂質・含水炭素・鉄も根より豊富に含まれている
効果・効能
- 活性酸素の働きを抑制する
- 体内の物質の酸化、変質を防ぐ
- 抗がん作用
- 免疫賦活作用
- 髪、視力、粘膜、皮膚、喉、肺の健康維持
- のど、鼻の粘膜を丈夫にし、免疫力を高める
- かぜなどの細菌感染の予防
- 便通を促し、コレステロール、毒素を排出する
- 塩分を排出し、血管の内外の浸透圧を調節する
- 血圧を低下させ、高血圧予防につながる
- 目の疲れを回復させドライアイを防ぐ
- 夜盲症(トリ目)を改善し、視力の強化に役立つ
- 肌をなめらかに、乾燥肌を改善する
- 肌・皮膚がカサカサになるのを防ぎ、潤いを与えてくれる
- 血中脂肪の酸化を抑え、高脂血症・慢性肝炎に有効
- 造血作用を促し、血行をよくし、貧血を改善する
- 冷え症の改善
- 疲労回復
- 腸の働きを助ける
- 便秘を解消する
- 利尿効果で、むくみを解消する
食べ方
- ビタミンCを失活させるアスコルビナーゼが含まれているため生食は向かない
- 油と相性がよい(200度の高温は避け、短時間で調理)
- きんぴら
- てんぶら
- バターソテー
- 精進揚げ
- 揚げ物
- 油炒め
- 煮る
- 漬ける
- 葉を青汁にして飲む
- 色が鮮やか、青み・黒ずみがないものを選ぶ
- 先端が割れているものは避ける
- 水気をよくふいて、冷蔵庫で保存
- 冬は室温で長期間保存可能
注意