唐辛子(とうがらし、唐芥子、蕃椒)
- 英語:pepper;chili
- 原産:中南米(メキシコ)
- ナス科トウガラシ属(果実)
主な種類
- 青唐辛子(緑色のもの)
- 赤唐辛子(熟した赤いもの)
主な品種
- 鷹の爪
- 栃木三鷹
- 八房
- 韓国唐辛子
- 獅子唐辛子
- ハバネロ
- 京伏見辛
主な栄養・成分
- カプサイシン
- プシエイト
- ビタミンA
- ビタミンC
- ビタミンE
- ビタミンK
- カロテン
- カリウム
- 食物繊維
効果
- 夏バテの防止
- 殺菌作用で食中毒を防ぐ
- 除虫・防腐・防菌作用
- 強精・消化吸収促進
- 食欲増進
- 血行促進
- 強い抗酸化作用
- 体を温める
- カビ止め作用
- 脳の中枢神経を刺激し、脂肪燃焼を助け、エネルギー代謝をよくし、肥満を予防する
- 胃の粘膜の血流量がアップする
- 胃を保護する粘液の分泌を促す
- 胃痛、胃もたれ、むかつき、胃炎を予防する
- 胃腸を刺激し、消化液の分泌を促す
- エネルギー消費を増やし代謝機能をアップさせる
- 内臓感覚神経に働き、アドレナリンの分泌を活発にさせ、発汗・強心作用を促す
- 体温を上昇させ熱を体内に封じ込める
- 免疫力を高める
- 美肌を保つ
- 風邪の予防
- 疲労回復
- 動脈硬化・心筋梗塞などの生活習慣病の予防
- 免疫賦活作用
- 抗発がん作用
- 肌荒れの改善
- 髪の健康維持
- 視力維持
- 粘膜・皮膚の健康維持
- 喉・肺など呼吸器系統を守る
- 血流が良くなり、胃液の分解を促し消化吸収を助ける
- 全身の血行を促し、冷え症・肩こり・腰痛・しもやけの予防・改善に効果的
- 手足の冷え、あかぎれ、ひびの改善(熱湯にとうがらしを刻んで入れ、手足を浸す)
- 寝つきがよくなる(寝る前に熱湯にとうがらしを刻んで入れ、足を浸す)
用途・食品
- 香辛料
- 生のまま食べる
- 乾燥した後に使う
- 燻煙してから使う
- サラダなどに利用
- 七味唐辛子
- 一味唐辛子
- 唐辛子味噌(寒造里・かんずり・南蛮味噌)
- 柚子胡椒(九州)
- コーレーグース(沖縄県)
- キムチ(韓国、北朝鮮)
- かんずり(新潟県妙高市で作られる調味料)
- コチュジャン(韓国、北朝鮮)
- 豆板醤
- 辣椒醤
- ラー油
- ペッパーソース(タバスコ)
- チリパウダー
- チリソース
- ホットソース
- ハリッサ(アリサ、アリッサとも)
- サルサの一部
- 生薬(健胃、育毛、凍瘡・凍傷の治療)
- 外用薬
- 他の作物と共に植え、虫害を減らす
- 食物の保存に利用される
- 鑑賞
- 乾燥した唐辛子では加熱すると辛味が増す
- ビニール袋に入れ、冷蔵庫に保存(乾燥させると長期保存可能)
注意点
- 唐辛子を触った手で粘膜に触れてはならない(目など)
- 辛み・刺激に弱い人は食べるのを避ける(胃の粘膜を荒らす)
- 胃潰瘍の人に唐辛子は厳禁
- 発がん性の可能性が指摘されている
- 摂りすぎには注意が必要
- 1日の摂取量目安:一味唐辛子を小さじ3分の1(カプサイシン1mg)