メラトニン
- 英語:melatonin
- 別名:睡眠ホルモン
- 脳の松果体から分泌されるホルモン
- メラトニンの分泌は主に光によって調節される
- 光を浴びると分泌が止まり、14〜16時間ぐらい経過すると再び分泌される。
- 夜間に多く分泌される
- 加齢とともに減少する(若い頃より睡眠時間が減ってくる)
効果・効能
- 体内時計に働きかけ、自然な眠りを誘う(催眠作用)
- 睡眠周期の調整する
- 睡眠障害(不眠症・時差ボケ)の解消・治療
- 生活リズムの調整
- 疲労回復
- 性腺抑制作用
- 不妊症の治療に有効
- 活性酸素を除去する(強力な抗酸化作用)
- 細胞の酸化を防ぎ、アンチエイジング(老化防止)に役立つ
- 美肌効果
- 細胞の新陳代謝を促す
- 細胞の免疫強化
- 病気の予防
- 核DNA・ミトコンドリアDNAを保護する
- ボケ・痴呆・アルツハイマー病・パーキンソン病・生活習慣病などの予防
- NK細胞(ナチュラルキラー細胞)を活性化させる
- 動脈硬化の予防
- がんの予防
- がん細胞の増殖・病状の進行を抑える
不足・欠乏
- メラトニンは幼児期に一番多く分泌され、加齢と共に分泌量が減っていく
- 不眠症などの睡眠障害を引き起こす
- セロトニンが不足するとメラトニンが不足する
- トリプトファンが不足すれば、セロトニンもメラトニンも不足する
摂取
- 14歳以下の子供・妊娠を希望する女性・妊婦・授乳中は摂取を避ける。
- 海外のサプリメントなどを摂取する場合は医師・専門家に相談
- メラトニンを増やすにはセロトニンを増やす必要があり、セロトニンを増やすには、トリプトファンを摂取する必要がある。
副作用
- 過剰摂取・体質などにより起こる場合がある
- 悪夢
- 血圧の低下
- 吐き気
- 腹痛
- 体内時計が乱れる
- 睡眠障害
- 生殖機能の退化
注意点
- 夜中に強い照明の中にいるとメラトニンの分泌量が減り、睡眠覚醒リズムが乱れ、不眠症などの睡眠障害の原因となる。