アリシン
- 英語:allicin
- イオウ化合物の一種
- 生にんにくを煮たり炒めたりしたときの臭いの元となる化合物。
- にんにく自体には存在せず、切る・潰すと、アリインという物質から変換される。
性質
- 放置すると徐々に失われる。
- 調理すると速やかに分解する。
- 水溶性、揮発性、熱に弱い性質を持つ。
働き・効能
- 疲労回復の効果がある。
- スタミナをつける。
- 美肌効果がある。
- アンチエイジング効果がある。
- ビタミンB1と同時に摂取するとビタミンB1の吸収を助ける。
- ビタミンB1と同時に摂取すると冷え症の改善に役立つ。
- 唾液・胃液などの消化液の分泌を促し、胃腸の働きを活発にさせ、食欲・消化吸収を高める。
- 強い殺菌力を持ち、風邪などの感染症を予防する。
- 蓄積された水銀を解毒する。
- 活性酸素を抑え、生活習慣病を予防する。
- 血行を促進し、血液をサラサラの状態に保ち、血液の流れを正常にする。
- 血中のコレステロール値の上昇を抑制する。
- 血栓を予防し、心筋梗塞・脳梗塞の予防に役立つ。
- 血糖値の上昇を抑え、糖尿病を予防する。
- ガンを防ぐ。
食材・食品
- にんにく
- ねぎ
- たまねぎ
- にら
- あさつき
- らっきょう
- サプリメント
注意点
- 細胞を壊すことで発生するため、潰すなどして食べると効果的。
- 油で調理するとアリシンが壊れにくくなる。
摂取
- 生のにんにくを食べすぎると腹痛・貧血を起こす可能性があるため、1日1片程度が適量。
- 加熱するは、2〜3片が適量。
注意点
強壮効果があるのはにんにくに含まれるスコルジニンでアリシンではない。