コリンとは
- リン脂質の一種
- レシチンの構成成分
- ホスファチジルコリンの生合成における前駆体
- 神経伝達物質「アセチルコリン」の材料
卵黄コリンとは
- 卵黄レシチンを含むサプリメントの商品名。
- コリンを体内に取り込みやすい食品。
- 学術的に「卵黄コリン」は存在しない。
- 卵黄の脂質成分で、卵黄ホスファチジルコリンとも呼ばれる。
- 卵の黄身の脂質に由来する成分。
- 体内でほとんど合成されないため、積極的に摂取する必要がある。
- ビタミンB12との併用でアルツハイマー型痴呆の改善により効果的。
働き・役割
- 乳化作用がある。
- 細胞膜の働きを助け、若さ・健康を維持する。
- 脂質の代謝を改善する。
- コレステロール・中性脂肪の量を適正に保つ。
- 「抗脂肪肝作用」があり、肝臓の脂質代謝を改善し、肝機能を維持する。
- 脂肪肝・肝硬変を予防する。
- 脂肪の沈着を抑制し、脂質の代謝を活発にし、肥満の予防につながる。
- 血液の流れをスムーズにし細胞全体の活性化を促す。
- 高血圧・高脂血症・動脈硬化を防ぐ。
- 血中ホモシステイン値を正常にして心臓病を防ぐ。
- 皮膚の老化を防止する。
- 細胞の老化を防止する。
- ニキビ・肌荒れ・シワ・皮膚の角質化を防止する。
- 脳を活性化し、ボケの防止・記憶力の向上に効果がある。
- 自律神経失調症・神経衰弱・更年期障害の予防につながる。
- アルツハイマー症・認知症の改善に役立つ。
不足
- 赤血球の細胞膜・血管壁の細胞がもろくなり、脳出血を引き起こす。
- 悪玉コレステロールが血管壁に沈着する。
- 動脈硬化・肝硬変になるリスクが高くなる。
- 肝臓に脂肪が蓄積し脂肪肝を引き起こす。
- 細胞膜の透過性・弾力性に支障をきたす。
- 生命活動を支える機能が十分に果たせなくなる。
- 老化が進行する。
食材・食品
- 肉類
- 牛・豚レバー
- バター
- マーガリン
- たまご(鶏卵)
- 卵黄
- 母乳
- 牛乳
- 酵母
- ささげ・大豆・エンドウ豆
- 緑黄色野菜・小麦胚芽
- サプリメント
摂取量
- 1日:300〜1200mg
- 1日の摂取量上限(成人):3500mg
- 遺伝病・抗ガン剤を使用中の場合は、主治医に相談。
過剰摂取
余分に摂取しても、体外に排出されるため、過剰症の心配はない。