アラキドン酸とは

  • Arachidonic acid
  • n-6系不飽和脂肪酸
  • 脳に多く含まれる。
  • 体内でリノール酸から生合成されるが、微量なため必須脂肪酸に分類されている。

働き・役割

  • 血圧・免疫系の機能を調節する。
  • 高血圧を予防する。
  • 脳神経の発達を促し、学習力・記憶力・言語能力を高める。
  • 脳・肝臓・皮膚などのあらゆる組織に存在する。
  • 神経・免疫・生殖の機能を調整する。
  • 胃酸の分泌を抑え、胃酸過多症を防ぐ。
  • プロスタグランジンの材料となり、免疫機能を調整する。
  • コレステロール値を下げる。
  • 胎児・乳児の脳・体の発達に欠かせない。

食材・食品

  • 豚・牛・鶏などのレバー
  • かも・鶏のささみ
  • さざえ・伊勢エビ・あわび
  • わかめ・干しひじき
  • 母乳
  • アラキドン酸入りの粉ミルク

過剰摂取による副作用

  • 動脈硬化・高血圧
  • 慢性の炎症・アレルギー性湿疹・アトピー性皮膚炎
  • 肺がん・大腸がん・乳がん・前立腺がん・皮膚がん

不足

  • 胎児・乳児の場合は体重・身長が増加しにくくなる。
  • 未熟児・先天異常の原因になる。
  • 物忘れ・集中力の低下

注意点

  • アラキドン酸はサプリメントから摂取できる。
  • リノール酸の大量摂取はアラキドン酸が体内に過剰になる。
  • 乳児はアラキドン酸を体内で合成する力が弱いため、母乳・粉ミルクが重要な供給源となる。