コラーゲン
- 英語:Collagen
- 皮膚・筋肉・内臓・目・髪・靱帯・腱・骨・関節・軟骨などを構成するタンパク質のひとつ。
- 全タンパク質の約30%を占める。
- 体内のコラーゲンは40%皮膚に、20%は骨・軟骨に、その他は血管・内臓などに存在する。
- コラーゲンには、肌・内蔵・血管・骨にある「1型」と軟骨を形成する「2型」がある。
- 弾力性がある。
- サプリメント・化粧品・医薬品などに用いられる。
- 加齢とともに減少する。
- 紫外線・喫煙により失っていく。
効果・効能
- 細胞同士を連結させる。
- 酸素・栄養を供給し、老廃物を排出する。
- 接する細胞に増殖・分化シグナルを与え、情報伝達を担う。
- 骨密度を増加させ、骨粗鬆症の改善する。
- 肩こり・関節・足腰膝の痛み・しびれ・麻痺の改善
- 四十肩・五十肩の改善
- 肌の新陳代謝・再生力を高める。
- 肌に弾力・潤い・ツヤを与える。
- ニキビ・シミ・シワ・そばかす・たるみ・ほうれい線・毛穴の改善
- アンチエイジング(若返り)効果
- 視力・ドライアイの改善
- 爪が丈夫になる。
- 健康な髪を保つ。
- 白髪・抜け毛を減らす。
- 安眠・快眠作用
- 生理周期の改善
- 便通の改善
- 疲れにくくなる。
- 体質改善
- 白血球に作用し免疫機能を改善する。
- 花粉症・アレルギー鼻炎・アトピーの改善
- 血圧の安定作用
- 血管を丈夫にする。
- 動脈硬化・ボケの予防
- がんの予防
不足
- 肌の老化
- 皮膚の弾力性がなくなる
- ほうれい線
- シワ
- たるみ
- 白髪・抜け毛
- 骨粗しょう症・関節炎
- 老眼
- 高血圧
- 動脈硬化
食品
- 豚足
- フカヒレ
- 鶏肉(特に手羽先や鶏皮)
- 牛筋
- 牛すね肉
- 煮こごり
- 軟骨
- 魚皮
- なまこ
- うなぎ
摂取・吸収
- 1日の必要量は3000mg〜5000mg
- 美容としての利用は1日に10g〜15gが必要
- 継続的に摂取することが重要
- 食品から摂取する場合は、吸収率が低い。
- サプリメントは吸収が良く、継続しやすい。
- 摂取方法としてコラーゲン注射がある。
- コラーゲン注射は非常に即効性があり、すぐに効果を実感できる。
相乗効果
- ビタミンC・アミノ酸・鉄と同時に摂取することで、吸収率・効果がアップする。
- ヒアルロン酸と併せて摂取すると美肌効果・関節痛の改善効果がアップする。
- 水分を多く摂取する。
サプリメント
- ドリンク・ゼリー・タブレット・粉末タイプのサプリメントがある。
- 吸収されやすい魚由来のコラーゲンを選ぶ。
- 吸収されやすい低分子ペプチド化されているものを選ぶ。
- 吸収されやすい生のコラーゲンを選ぶ。
- ニワトリ由来のコラーゲンは安全性について十分なデータがない。
- 牛由来のコラーゲンは狂牛病の問題があるため避ける。
- 豚・魚由来のものは安全性が確認されている。
副作用
コラーゲンはもともと体内にあるため、特に副作用はない。
アレルギー反応のおそれがある。
大量摂取は避ける。
タンパク質は過剰摂取すると腎臓に負担をかける。
コラーゲンを注射する場合
- 注入した部位がビーズ状に膨らむ。
- 注入した部位を紫外線にさらすとアレルギー反応がある。
- 細菌感染
- 皮膚に膿が溜まる。
- 毛細血管が傷つき内出血する。
- 注入した部位の血液循環が滞って皮膚が壊死する。
注意点
- すぐに効果があるとは限らない
- ピンポイントでコラーゲンが増えることはない
- 1日に必要なタンパク質を十分に摂取してからコラーゲンを摂取する。
- 糖分はコラーゲンの合成を妨げるため、同時摂取は控える。
- たんぱく質アレルギーがある場合は、コラーゲンの摂取を控える。
化粧品における注意点
- コラーゲンを肌に塗った場合、真皮層までは届かないため、コラーゲンの化粧品に期待できる効果は保湿のみ。
- コラーゲンは保湿効果が高く、肌に潤いを与え、みずみずしい肌を保つ。