低インシュリンダイエット
- インシュリンの過剰分泌を促す食べ物を避け、GI値が低い食べ物をとるダイエット法
原理
- GI値とは、血糖値の上昇率を表す値。
- GI値が高い食べ物は血糖値の上昇が速く、低い食べ物は血糖値の上昇が緩やか。
- 血糖値が緩やかに上がれば、インスリンの分泌が抑制される
- インスリンの分泌が少なくなれば、脂肪は蓄積されにくく、分解されやすくなる。
- GI値が低い食材の多くは歯応えがあり、咀嚼回数が増え、腹持ちが良くなる。
方法
- 同じ食品群で、比較的にGI値の低いものを食べる。
- 食事量は減らさない。
- 同じ食材で生のものを選ぶ。
- 炭水化物は食物繊維・蛋白質・脂質・酢(有機酸)・食物繊維の豊富な野菜と一緒にとる。
- 食物繊維を多く含む食材は低GI値だけでなく、炭水化物のGI値を下げる。
単体で食べる
- 穀類・じゃがいも・にんじんは避ける。
- 白米は避け、玄米を選ぶ。
- 主食は米・パンを避け、パスタ・そばにする。
- パンはライ麦パン・全粒パンを選ぶ。
- ラーメンは太麺を選ぶ。
- 肉は赤身・鶏肉を選ぶ。
- 肉・魚は食物繊維の豊富な野菜・海藻類と一緒に食べる。
- 鶏のから揚げ・魚のフライを避け、焼き鳥・刺身を選ぶ。
- カルビは避け、ササミ・ロースを選ぶ。
- 甘いものは、食前30分か食後2時間以上空ける。
- デザートは小麦粉の少ないものにする。
- 食後の甘いデザートを避ける。
- 脂質を避ける。
- サワー・カクテルは甘くないものを選ぶ。
食べ合わせ
- チャーハンはきんぴらごぼう・ひじきの煮物・海藻サラダ・切干大根・野菜炒めと一緒に摂る。
- パスタはトマトベースのものを選ぶ。
- 餅はおしるこ・雑煮を避け、きな粉・のりと一緒に食べる。
- 雑煮は野菜をたくさん入れる。
避けるべき食材・食品(GI値が60以上)
主食
- 食パン
- フランスパン
- ロールパン
- あんぱん
- ベーグル
- ナン
- クロワッサン
- 精白米
- チャーハン
- 焼きおにぎり
- お茶漬け
- 焼きそば
- そうめん
- うどん
- ビーフン
- パスタ
- ピザ
- リゾット
- ドリア
ジャガイモ類・野菜
- とうもろこし(コーン)
- じゃがいも
- にんじん
- フライドポテト
- ポテトチップス
- コロッケ
- ポテトサラダ
- ジャーマンポテト
- 肉じゃが
- 山芋
- 里芋
- 長いも
- かぼちゃ
糖類・調味料
- こしょう
- 麦芽糖
- 氷砂糖
- グラニュー糖
- 黒砂糖
- 上白糖
- ハチミツ
- キャンディー
- 水飴
- メープルシロップ
- 練乳(加糖)
- いちごジャム
お菓子
- チョコレート
- もち
- クッキー
- どら焼き
- ドーナツ
- キャラメル
- ケーキ
- クラッカー
- カステラ
- みたらし団子
- ごま団子
揚げ物
- カキフライ
- チーズフライ
- 鶏から揚げ
- 揚げ出し豆腐
- カニ爪フライ
- 酢豚
注意点
- 通常の食事量は減らさず、増やさず。
- GI値が低くてもたくさん食べたら太る。
- 炭水化物を極度に減らすと筋肉が減り、基礎代謝が低下する。
- インスリンの量が不足すると、高血糖になる。
- 低GI食品にこだわりすぎるのは危険。
- 低インシュリンダイエットだけに頼らず、運動も同時に行う。