ダイエット臭
- ダイエットを行う際、過激な食事制限・運動不足による強い甘酸っぱい口臭・体臭
- 間違った方法でダイエットを行っている証拠であり、体の危険信号でもある
原因
第1段階の口臭
- 急激な食事制限や運動不足で基礎代謝が低下し、中性脂肪から分解された脂肪酸が完全燃焼されず、血中に増加する
- やがて、汗とともに体外に出ると、臭いがする
- この臭いは弱いため、口臭として捉えやすい
第2段階の汗臭い
- 基礎代謝の低下が続くと、熱の産生が減少し、血行が悪くなり、酸素不足になる
- その副産物の乳酸はアンモニアや汗とともに体外に出ると、アンモニアの臭いが汗臭さのもととなる
第3段階の強烈な甘酸っぱい臭い
- 血中に脂肪酸が増加し続けるとケトン体という強烈なニオイ物質に合成され、呼気・汗・尿の中に排出され、体全体から強烈な甘酸っぱい臭いを発散させる
- ここで初めてダイエット臭に気がつくことが多い
汗腺機能の低下も原因の一つと考えられる
- 空調設備が発達した現代では汗腺が退化しやすい
- 汗腺機能が低下すると、代謝で生じた熱はうまく放出されない
- 結果、自衛的に基礎代謝が抑えられ、ダイエット臭を引き起す可能性がある
対策
運動
- 最も効果的な方法は有酸素運動。
- 常に積極的に体をこまめに動かす。
- ストレッチ・筋肉トレーニング・スロートレーニング。
- エアロビクス・サイクリング・ウォーキング・ジョギング・水泳。
食事
- クエン酸などの有機酸を多く含む酢・梅干・かんきつ類を摂る。
- アルカリ食品(野菜・果物、海藻類、大豆)を摂る。
- アスパラギン酸を含む昆布・ワカメやアスパラガスを摂る。
- 食物繊維を多く含む野菜、きのこ類を摂る。
- 糖質を含むご飯はしっかり食べる。
- ぶどう糖・栄養剤・ビタミン剤を補給する。
- 汗腺機能を高め血行をよくする、しょうがを摂る。
- 汗腺トレーニング
危険性
- 体の危険信号である。
- ダイエットをやめても、この匂いだけが残ることがある。
- 自律神経系・ホルモン系が乱れる。
- 疲労感
- 生理不順
- めまい
- しびれ
- 冷え
- 尿臭
- 最悪の場合、生命の危険に晒される可能性がある。