低炭水化物ダイエット
- 英語:low carb diet
- 別名:炭水化物抜きダイエット
- ロバート・アトキンス博士がはじめて提唱したダイエット法
- 炭水化物の摂取を極力に減らし、余分な脂肪を燃焼させる
- 炭水化物は体に吸収されやすく、血糖値の上昇も速い
- 消費エネルギー以上に摂取すると糖分は脂肪に変換され、肥満になりやすい
- たんぱく質・脂質は消化されにくいため、血糖値の上昇は緩やか、肥満になりにくい
低炭水化物ダイエットの方法
- 1回の食事で炭水化物を少しだけ摂取する
- 野菜・たんぱく質・脂質をメインに摂取する
- 植物性たんぱく質が望ましい
- 朝昼は腹八分目
- 間食はしない
- 夜21時以降は食事をしない
- 夕食は早めに食べる
- 夕食は炭水化物を摂取しない
満腹感を満たすことが重要
- 噛み応えのある食べ物にする
- ひと口30回以上噛む
- ゆっくりと時間をかけて食事をする
- 水分をたくさん摂る
- 野菜などでボリュームを増す
段取り
- 2週間前後炭水化物の制限を続けると、体重が減少し始める
- この時、体重の減少が止まらない程度、炭水化物摂取量を少し増やす
- 目標の体重を達成すると、体重が増加しない程度、炭水化物摂取量まで増やす
- そして、この食生活を続ける
低炭水化物ダイエットの効果
- 短期間で体重を減らすことが可能
- 2週間前後の期間で痩せ始める場合が多い
- 空腹を我慢することなく、比較的簡単な方法
- 糖尿病患者の血糖値が低下する
- コレステロール値・尿酸値の指標が改善される
- 本格的なダイエットの補助的な役割を果たす
低炭水化物ダイエットの注意点
- 炭水化物を完全に抜くことは危険
- 長期間続ける場合は体への負担が大きいなため、1ヶ月を目安とすること
- 脱水症状を起こす場合があるため、こまめに水分を摂る
- 極端に神経が必要な仕事や重労働には向かない
- 正しい方法で行わないとリバウンドしやすい
- 少しずつ食べる量を増やす
- 消費エネルギーと炭水化物の摂取量のバランスを保つ
- 本格的なダイエットの補助的な役割を果たす
- 低炭水化物ダイエットだけで理想の体型は作れない
- 筋力が衰えるため、筋肉のトレーニングが必要
- アルコール類、カフェイン類を控える
極度・長期的な低炭水化物ダイエットは危険
- 脳の働きが悪くなり、集中力が低下する
- 精神的に不安定になり、イライラする
- 体がだるくなる
- 不整脈が生じる
- 頻繁に便秘・頭痛が起こる
- 口臭・筋けいれん・下痢・発疹が見られる
- 呼吸が激しくなり、悪化した場合は失神・昏睡を引き起こす
- 動脈硬化を促進する場合がある
- 肝臓に大きな負担を与える
- 血糖値が下がり、低血糖症状を起こす
- 低血糖は命に関わる場合がある
- 腎結石のリスクを増加させる可能性がある
- 乳がんのリスクを増加させる
カロリーが高く、摂取を避ける必要のある食品・食材
- ご飯、パン、パスタ、ラーメン、うどん、そば
- 天丼、カツ丼、カルビ丼、牛丼、うな重、鉄火丼、マーボー丼
- ドライカレー、ビーフカレー、チキンピラフ、チャーハン、オムライス
- カルビクッパ、ミックスピザ、ドリア、お好み焼き
- 焼きそば、天ぷらそば、五目かた焼きそば、天ざるそば
- たぬきうどん、野菜ビーフン、ジャージャー麺、ナポリタン、皿うどん
- ハンバーグ、揚げ物、ソーセージ、牛乳
- ドーナツ、チョコ系パン、メロンパン
- クリーム系パン、デニッシュあんパン、クリームコッペパン
- フレンチトースト、チョコクリームパイ、揚げパン、むしパン
- 糖分入りの清涼飲料水
高カロリーなくせに満腹感がない食品・食材
- 生チョコクレープ、フルーツパフェ、レアチーズ、モンブラン
- ワッフル、チョコ、シュークリーム、ケーキ、クッキー
- ポテチ、とうもろこし系菓子、ポテトスティック
- えびせん系、ピザチップス、ラーメンスナック、ポテトリング
- ポップコーン、コーンスナック、コーンチップス、せんべい
食べてもいい食品・食材
- 肉、魚、チーズ、野菜、果物
- 大豆、豆腐、大豆加工品
- 海藻類、食物繊維の多い緑黄色野菜、柑橘類、ベリー類