インゲン豆(隠元豆)

  • 英語:kidney bean
  • 学名:Phaseolus vulgaris
  • 別名:サイトウ(菜豆); サンドマメ(三度豆); ごがつささげ(五月大角豆)
  • マメ科一年草
  • 原産:中央アメリカ
  • 産地:北海道(十勝平野)
  • 用途:主食または主要な蛋白源(成熟した種子)

主な品種

  • 赤インゲン豆
  • 白インゲン豆(とら豆・うずら豆・金時豆・白花豆・紫花豆・大手ぼうなど)
  • うずら豆
  • さやいんげん(さやごと食することのできるインゲン豆)

栄養・成分

  • 低脂肪高蛋白
  • アミノ酸スコア(100)
  • リシン(豊富)
  • 炭水化物
  • 食物繊維
  • モリブデン
  • ポリフェノール
  • ビタミンB1,B2
  • ビタミンC
  • カルシウム
  • レクチン
  • コバルト
  • フェニルアラニン

効能・効果

  • 整腸作用
  • 便秘の解消
  • 生活習慣病の予防
  • がんの予防

食品・料理

  • 煮豆
  • 煮込み
  • 甘納豆
  • 菓子用の餡
  • フリホレス
  • フェジョアーダ
  • カスレ
  • チリコンカーン
  • ベイクドビーンズ

調理(ゆでる)

  • 3倍の水で一晩おいてもどし、豆が踊らない程度の火加減で、ゆっくりゆでる
  • 白く煮たい場合、浮いてきた泡を除きながら、水を少しずつ入れ、ゆで汁をかえる

選び方・保存

  • 粒がそろい、はりのある豆を選ぶ
  • 密閉容器に入れるか、冷凍保存

毒性

  • 豆類に含まれるフィトヘマグルチニン(PHA)は嘔吐・下痢などを引き起こす毒性がある
  • 無毒化するには、豆を10分以上加熱する必要がある