とうもろこし

  • 英語:corn(コーン)
  • 学名:Zea mays
  • 別名:メイズ(maize)
  • イネ科の一年生植物
  • 小麦・米と共に世界三大作物と呼ばれる
  • 原産:アメリカ大陸
  • 日本の産地:北海道・千葉県・茨城県

用途

  • 人間の食料
  • 家畜の飼料
  • デンプン(コーンスターチ)
  • コーン油
  • 工業原料
  • バイオ燃料
  • ウイスキーの原料

栄養

  • でんぷん
  • エネルギー
  • 炭水化物
  • たんぱく質
  • 植物性脂肪
  • 不飽和脂肪酸
  • リノール酸
  • ゼアキサンチン
  • ビタミンB1、B2、B6、C、E
  • 食物繊維(セルロース)
  • 葉酸
  • カリウム
  • ナイアシン
  • マグネシウム
  • カルシウム
  • 鉄分
  • 亜鉛
  • リン
  • パントテン酸
  • β-カロテン
  • モリブデン
  • マンガン

効果

  • 腸内環境を整える
  • 腸の蠕動運動を助け、便通を良くし、便秘を解消する
  • 疲労回復
  • 免疫力を高める
  • 抗酸化作用
  • 新陳代謝を活発にし、美肌効果を発揮する
  • 若返り効果
  • 末梢血管を広げ、血行を促す
  • 血行を良くし、冷え性・肩凝り・更年期障害の緩和に役立つ
  • 子どもの成長を促す
  • 血圧の上昇を抑える
  • 狭心症の予防
  • 腸内の善玉菌を増やす
  • 悪玉(LDL)コレステロール値を下げ、動脈硬化を予防する
  • 大腸がんの予防
  • 肝臓の発がん防止
  • 生活習慣病の予防

とうもろこしのひげ(南蛮毛)

  • ブドウ糖・クエン酸・脂肪酸・ビタミンKなどが含まれる
  • 煎じてお茶がわりに飲む
  • 急性腎炎・妊娠中のむくみをとる
  • 強い利尿作用
  • ぼうこう炎・尿道炎の症状を改善する
  • 糖尿病・高脂血症・高血圧の改善
  • 南蛮毛30gとミカンの皮10gを煎じて、1日2回に分けって飲むと、咳止め・たんを切る

レシピ

  • 茹でる・蒸す・焼く
  • かき揚げ
  • グラタン
  • 炒め物
  • サラダ
  • コーンポタージュ
  • コーンスープ
  • オムレツ
  • コーンフレークス
  • ポップコーン
  • スープにすると甘味が出る
  • 胚芽も一緒に食べる
  • 皮は、調理する直前に剥く
  • 鮮度の低下が早いため、なるべく早く食べる
  • 肉・卵・乳製品・大豆製品などと組み合わせて、たんぱく質の栄養価を高める
  • 冷たい飲み物と一緒に摂らない

保存

  • ゆでてラップで包み、冷蔵・冷凍保存をする
  • 生のまま保存する場合、皮ごとラップに包み、野菜庫に立てておく
  • 品質の劣化が早いため生での保存に向かない

選び方

  • 皮付きのものを選ぶ
  • 皮が濃い緑色のものを選ぶ
  • 実がびっしりのものを選ぶ
  • 押すと、へこむくらいのものを選ぶ
  • ひげが褐色/茶色のものを選ぶ
  • 栄養・ビタミンが多くおいしい季節は6月~9月の夏場

品種・種類

  • デント種・フリント種:子実用・青刈用
  • 子実:食用・でんぷん・油・飼料などに用いられる
  • スイート種:缶詰などに用いられる
  • ポップ種:ポップコーンに用いられる
  • ハニーバンタム:甘みが強く、日本で最も多く出回っている
  • ホワイトコーン(シルバーコーン):ハニーバンタムの白粒種、皮が柔らかく、甘みが濃い
  • ベビーコーン(ヤングコーン):幼果、缶詰に用いる
  • ウッディコーン:黄色・茶色の粒が混じっている。歯ごたえが良くモチモチとした食感がある

注意点

  • とうもろこしを主食にすると、ペラグラのリスクが高まる
  • ペラグラ:皮膚炎・下痢・中枢神経の障害(認知症)
  • 小麦アレルギーがある場合はとうもろこしアレルギーに注意
  • 授乳中はとうもろこしのひげの摂取を避ける
  • 薬とひげ茶などの併用は医師に相談
  • 過剰摂取すると善玉(HDL)コレステロールも減少するため、注意が必要