リシン(リジン)
- 英語:lysine
- 必須アミノ酸
- たんぱく質に2〜10%存在する
働き・効果
- 疲労回復効果
- 薄毛、抜け毛の改善、発毛効果
- 脂肪の燃焼に必要なカルニチンの合成
- 成長と免疫力の向上に大きな役割を果たす
- 体の組織を修復し成長に関わる
- ブドウ糖の代謝を良くし、集中力を高める
- たんぱく質の吸収・形成を促進する
- コラーゲンの構成要素として役立つ
- 細菌やウイルスに対する抗体をつくリ免疫力を高める
- ホルモンを産出して受精率を高める
- カルシウム吸収、骨形成を促進する
- 細胞の増殖・再生・修復に関わる
- ミノキシジルの吸収を高める
- 肝臓の機能を強化する
- 血圧を降下させ、脳卒中発症率を低下させる
- 単純疱疹(ヘルペス)の予防
摂取・吸収
- 妊娠中・授乳中の場合はサプリメントでの摂取を控える必要がある
- 1日の摂取目安量は1gくらいで、通常の食事で十分に摂れる
- 慢性栄養吸収障害、LGS、高齢者ではサプリメントを利用すること
- リシン(リジン)は単体で過剰摂取すると、肝臓の機能障害を引き起こす
- 食事からでは、リシン(リジン)単体の過剰摂取は起こらない
不足・欠乏
- 動物性たんぱく質に多く含まれ、ベジタリアンは不足しやすい
- 疲れやすくなる
- 注意力や集中力が低下する
- 肝臓の機能が低下し、血中の飽和脂肪・コレステロールが増加する
- 免疫力や抵抗力が低下する
- 風邪をひきやすく、治りにくくなる
- 成長障害、免疫不全が見られる
- カルシウムの尿中排泄量が増加する
- めまい、吐き気、目の充血、貧血を引き起す
- 「ペラグラ」引き起こし、日光に当たると赤い発疹が出る。進行すると下痢、吐き気、口内炎、重度ではと脳に浸透し、命に関わる。
過剰摂取・副作用
- 通常の食生活では、過剰摂取の心配はない
- サプリメントでの摂取は、リジン単体の過剰摂取が起こりやすく、腎臓機能障害・胃痛・下痢を引き起こす
リシン(リジン)を多く含む食品・食材
- 牛肉、鶏肉、豚肉
- サワラ、サバ、鰹節、しらす干し、鮪
- オートミール、湯葉、卵、そば、落花生
- ナチュラルチーズ、牛乳、ビール酵母、小麦胚芽、ヨーグルト
- 大豆、納豆、高野豆腐
- アボカド、マンゴ、りんご、もも、パパイヤ