メチオニン
- 英語:methionine
- 必須アミノ酸の一種
- 水に溶けにくい
働き・効果
- 二日酔いの改善
- ダイエットや美容に有効
- 免疫力を高める
- 尿効果があるため、むくみや腎臓の病気を防ぐ
- 抗酸化作用があるため、細胞の老化防止につながる
- 細胞組織の成長、修復に必要
- 核酸の合成
- コラーゲンの合成
- 鉄の吸収促進
- 肝機能を高める効果
- 脂肪の乳化効果
- 肝臓で毒素や老廃物の排除や代謝を促進する
- アルコールから肝臓機能を保護する
- 脂肪を体内で燃焼させ、肝臓への脂肪蓄積を防ぐ
- コレステロール値を下げ、活性酸素を除去する
- 生活習慣病の予防や老化防止
- 脂肪肝・動脈硬化・高血圧の予防に有効
- 血液中のヒスタミンの濃度を下げ、アレルギーを予防する
- アレルギー症状を緩和する
- 解毒作用や抗腫瘍作用がある
- セレニウムと結合し、毒素・有害重金属を中和し、体外へ排泄する
- 体内の抗酸化作用をアップさせる
- 毛髪を形成するケラチンに必要、髪の毛の健康を維持する
- 薄毛・脱毛症・抜け毛の予防、育毛・発毛に効果を発揮する
- 抑うつ症状や統合失調症を改善する
- 抑うつ症状の治療に即効性がある
- 記憶力の向上や、認知症・痴呆症の予防・改善
- 精神分裂症・統合失調症・パーキンソン病・アルツハイマーを防ぐ
摂取・吸収
- 体内で生成できないため、食事から摂取する必要がある
- 食事での摂取が困難な場合、サプリメントがおすすめ
- 毎日摂取する必要がある
- 妊娠中・授乳中の場合は摂取を避ける必要がある
不足・欠乏
- メチオニンが不足しやすいのはアルコールの摂取や目の酷使
- 薄毛や白髪はメチオニン不足の兆候
- 頭皮に栄養が届かないため、薄毛や抜け毛の原因となる
- 育毛を阻害する
- 免疫力の低下による活性酸素の増加はガンの発生リスクが高くなる
- コレステロール値が上昇して動脈硬化の原因となる
- 肝脂肪の可能性が高くなる
- 老化進行により、新陳代謝不順や血管の収縮、血行不順が起こる
- 利尿機能が衰え、むくみ・コレステロール沈着・感染症、結石のリスクを上がる
過剰摂取・副作用
- 悪心、嘔吐、めまい、低血圧、興奮といった副作用が起きる
- 血液中のホモシステイン濃度が上昇し、動脈硬化のリスクが高まる
- 統合失調症患者が過剰摂取した場合は混乱やせん妄などの意識障害を引き起こす
- 肝機能障害の場合はメチオニンの多量摂取で症状が悪化する
食品・食材
- 鶏肉・牛肉・羊肉・レバーなどの肉類
- マグロ・カツオ節・しらす干しなどの魚介類
- 豆腐・納豆などの豆類加工食品
- ほうれん草、グリーンピース、ニンニク、いんげん、トウモロコシ
- カシューナッツ、ピスタチオ、インゲンマメなどのナッツ類
- 牛乳、チーズ、小麦、干し湯葉・干しのり