ビタミンE(トコフェロール)
- 英語:vitamin E
- 別名:トコフェロール
- 脂溶性ビタミン
- 医薬品・食品・飼料・疾病の治療・栄養の補給・酸化防止剤に用いられる。
働き・効果
- ビタミンEの代表的な働きは、高い抗酸化作用
- 老化防止によく、若さを保つビタミンとして有名
- 肌荒れの予防や改善肌のしみ、しわ予防
- 血管を若々しく保ち、毛細血管の血流を良くする
- 脂肪肝、溶血性貧血の予防
- 生殖機能の維持、精力減退などにも効果が期待できる
- 更年期障害、抹消障害による肩・首のこり、頭痛、冷えなどの改善
- コレステロール低減、動脈硬化、心筋梗塞、脳卒中などの予防
- 前立腺ガンや胃ガンの予防
- 痔の症状の改善
摂取量(1g=1000mg)
男性(mg/日) |
年齢 | 目安量 | 上限量 |
18〜29才 | 9 | 800 |
30〜49才 | 8 | 800 |
50〜69才 | 9 | 800 |
70才以上 | 7 | 700 |
女性(mg/日) |
年齢 | 目安量 | 上限量 |
18〜29才 | 8 | 600 |
30〜49才 | 8 | 700 |
50〜69才 | 8 | 700 |
70才以上 | 7 | 600 |
食品・食材
- せん茶の茶葉
- とうがらし
- アーモンド
- 抹茶(粉)
- サフラワー油
- とうもろこし油
- なたね油
- マーガリン
- あんこうのきも
- すじこ
- キャビア
- いくら
- あゆ(養殖/焼)
- いわし(油漬)
- たらこ
- めんたいこ
- モロヘイヤ
- サウザンアイランドドレッシング
- フレンチドレッシング
- オリーブのピクルス
- うなぎ(かば焼)
- だいこん(葉)
- かぼちゃ(西洋)
- とんぶり
- たい(焼)
- ほたるいか(生)
- 赤ピーマン
- 木綿豆腐
- 卵
- レモン
- キウイフルーツ
- マヨネーズ
- 子持かれい/水煮
- はまち(生)
- きくの花
- かぶのぬか漬(葉)
- うなぎ(きも)
- しそ
- えび(伊勢えび)
- しその実
- かに(毛がに)
- うに
- 粒うに
- つくし
不足・欠乏
- シミができたり、皮膚の抵抗力がなくなる
- 老化、冷え性、肩こり
- 貧血をはじめ血行不良、動脈硬化やがん
- 妊娠中の女性は流産しやすくなる
- 未熟児において、溶血性貧血、深部感覚異常及び小脳失調の可能性
- 不妊症や筋萎縮症、脳軟化症、神経障害の原因となる
- 黄色脂肪症
- 通常の食生活では、ビタミンEが不足することはない
過剰摂取・副作用
- 頭痛
- 胃の不快感
- 皮膚の痒み、ほてり、むくみ
- 血液が固まりにくくなり、出血の危険性が高まる
- 骨が減ってもろくなる骨粗しょう症になる恐れが高まる
注意点
- ビタミンCと一緒にを摂ると効果的
- サプリメントを上手に利用してビタミンEを補う
- 摂取目安量を守る
- ビタミン全般バランスよく摂取する
- 過剰摂取すると死亡率が高まる