タンパク質
タンパク質(protein)はプロテインとも呼ばれる
20種類のアミノ酸から形成されている
およそ10万種類が存在する
人体を構成し、生命維持になくてはならない第一の栄養素
体の約20%はタンパク質、60〜70%は水分からできている
筋肉・臓器・皮膚・毛髪・血液・爪・ホルモンなど人の体を構成している
動物性タンパク質と植物性タンパク質の2種類が存在する
アミノ酸の他に、炭素、酸素、水素、窒素イオウを含んでいる
主に骨格筋に含まれ、筋肉やスポーツにおいて、必要不可欠
働き・効果
鉄分の吸収を助ける
カルシウムの吸収を助ける
美肌をキープする
赤血球内に存在し、酸素の運搬をする
体温上昇効果
疲労回復効果
免疫力を高める
抗ストレス効果
体の正常な機能を保つ
心の健康に役立つ
脳の働きを活性化する
精神を安定させる
触媒作用
細胞内・細胞間の情報伝達・構築
生体防御
代謝を調節
栄養素や酸素の運搬
エネルギー源としても働く
エネルギー代謝を高める
筋肉を強化・増量する
病気や怪我に対する抵抗力・治癒力を高める
構成原料として
筋肉、皮膚、骨、血管、血、臓器
脳、脳内神経伝達物質
歯、爪、毛髪
DNA、RNA、酵素、遺伝子
ホルモン、免疫、抗体
予防効果として
肥満・むくみを防ぐ
カゼを予防する
肝機能を回復する
過剰な塩分を排泄し、高血圧を予防
動脈硬化の予防
脳卒中の予防
摂取・吸収
筋肉を鍛えるには、運動直後に摂取するのがベスト
植物性・動物性タンパク質は1対1とバランスよく摂ることが大切
炭水化物だけではなく、タンパク質も積極的に摂取する必要がある
体内に溜め込むことができないため、毎日の摂取が必要
赤肉を大量に食べる人では、骨折のリスクがある
摂取するには身体の状態や年齢差による工夫が必要
思春期は動物性タンパク質を多く摂ることで、体位が向上する
高齢者は動物性タンパク質の摂取は長寿に貢献する
過剰な筋肉トレーニングやストレスなどによって失われる
動物性たんぱく質
必要な成分を効率よく摂取できる
必須アミノ酸のバランスが良い
瞬発力が向上する
効率的に必要なアミノ酸が摂取できる
人間が必要とする各アミノ酸の割合と近い
消化吸収にすぐれ、体内で効果的に働く
メタボになりやすい
コレステロールが高くなりやすい
心臓病のリスクが高まる
脂肪になりやすい
植物性タンパク質
主に豆製品に含まれる
ヘルシーなタンパク質
脂肪になりにくい
アミノ酸が十分ではない
アミノ酸のバランスが悪い
必要な成分を十分摂取できない
持久力が向上する
動物性タンパク質を低カロリーで摂取するには
脂肪部分を取り除く
調理に油を使用しない
脂身の少ない肉を選択する
摂取量
一般人は、体重1kgに対して1gの摂取が必要
運動・筋トレの場合は、体重1kgに対して1.5g〜2gの摂取が必要
妊娠中・授乳中の場合は20gほど多くの摂取が必要
食品・食材
牛肉、鶏肉、レバー
卵、七面鳥、かも
いわし、あじ、いくら、あゆ、鮭
ほんまぐろ、うなぎ、たい、くじら、さけ
サーモン、かつお、さんま、まぐろ、かます
ふかひれ、かつおぶし、たたみいわし、まかじき
牛乳、ミルク、チーズ
するめ、ビーフジャーキー、はまぐり、いか
大豆、高野豆腐、納豆、白花豆、落花生
小麦
バナナ
たらこ、すじこ、海藻、しらす干し
キャビア、生ハム、しらす干し
不足・欠乏
元気が続かない
体力が低下、スタミナがなくなる
免疫力が低下
疲れやすくなる
細菌・ウイルスに感染しやすくなる
脳の働きが鈍り、記憶力や思考力が減退、うつ病や神経症になりやすい
筋肉の収縮が悪くなる
筋肉が落ち、筋肉痛が治らない
コラーゲンの代謝が低下し、肌荒れになり、皮膚に張りがない
髪のパサつき、髪が抜ける
爪が割れる
歯が弱くなる
骨や軟骨が衰える
免疫の働きが悪くなり、抵抗力が弱まって、感染症や病気にかかりやすい
赤ちゃん場合、体重が少なく、短命で、脳のDNA総量も脳細胞も少ない
子供では成長障害
鉄分の不足にもつながり、貧血を招く
体重が減少したり、抵抗力が低下する
体がむくんだり、浮腫になる
イライラ
生理不順
ホルモンや神経のバランスが崩れる
成人で血管が弱れば、脳卒中の罹患リスクが上昇することになります
老化促進、ホルモンの分泌障害
脂肪が燃えにくくなり、太りやすく痩せにくい体質になる
内臓が衰え、弱くなる
代謝が悪くなる
身体の調節がきかなくなる
腎機能障害の原因となる
血管がもろくなり、高血圧、脳卒中につながる
たんぱく質不足の可能性がある場合
ごはん・パン・麺類が大好き
肉・魚・卵など動物性食品を好まない
食事は野菜・豆腐など植物性たんぱく質が中心
和食系の食事が多い
豆腐、納豆などの大豆食品をよく食べる
おやつをたくさん食べる
清涼飲料水をたくさん飲む
スポーツ・ダンスなどをしている
身長がかなり伸びている
風邪などの感染症になりやすい
疲れやすく、体力がない
やせ型、筋肉が少ない
成長期である
妊娠、授乳中である
ステロイド剤を使用している
胃薬をよく使う
腕や太ももが細い
過剰摂取・副作用
腎機能障害を起こす
骨粗しょう症につながる
肝臓に負担がかかる
筋肉・体力が低下する
感染に対する抵抗力が弱まったり、回復が遅くなる
貧血を起こしやすくなる
肥満や痛風を引き起こす
ストレスの増大
アスパラギン
アスパラギン酸
アラニン
アルギニン
硫黄
イソロイシン
亜鉛
エネルギー(カロリー)
塩素
カリウム
カルシウム
グリシン
グルタミン
グルタミン酸
クロム
コバルト
脂質(脂肪)
システイン
食物繊維
セリン
セレン
炭水化物(糖質)
たんぱく質
チロシン
鉄
銅
トリプトファン
トレオニン
ナイアシン
ナトリウム
葉酸
バリン
パントテン酸
ビオチン
ヒスチジン
ビタミンA
ビタミンB1
ビタミンB2
ビタミンB6
ビタミンB12
ビタミンC
ビタミンD
ビタミンE
ビタミンK
フェニルアラニン
プロリン
マグネシウム
マンガン
メチオニン
モリブデン
ヨウ素
リシン(リジン)
リン
ロイシン