システイン
- 英語:cysteine
- 非必須アミノ酸
- 一般的に「N-アセチルシステイン」と「L-システイン」という形で自然に存在する
「L-システイン」と「N-アセチルシステイン」の違い
N-アセチルシステイン
- たばこ・お酒・大気汚染による体のダメージを修復する
- たばこ・お酒・加齢によるシミに効く
- 体内酵素を守り、活性酸素などによる細胞ダメージを防ぐ
- 感染から体を守る
- 「N-アセチルシステイン」は「L-システイン」よりも体の抗老化作用が強い
L-システイン
- 皮膚のコラーゲン・ケラチン質に存在し、爪・肌・髪のを構成する
- 紫外線によるシミ・肌荒れなどに効く
- 弾力を持たせて、キメを細かくする
- たばこ、お酒による肝臓や脳のダメージをブロック
働き・効果
- 疲労改善
- ブドウ糖の代謝
- コラーゲンの生成
- 身体の調子を整え健康に保つ
- 皮膚、毛髪、爪の形成
- 育毛に効果がある
- 髪の毛、爪を丈夫にする
- しみやそばかすの消去
- 美肌、美白効果
- 皮膚の代謝・再生を助ける
- 肌トラブルの予防・解消
- 日焼けの改善に効果的
- 角質を柔らかくし、ニキビができにくくなり、毛穴をケアする
- 老化を最小限に食い止め、アンチエイジング効果
- アルコールの分解を早め、二日酔い予防する
- 二日酔いの頭痛、吐き気、胃のムカつきを抑える
- 解毒作用・免疫機能の活性化、アレルギー反応を弱める
- 湿疹・蕁麻疹・にきび・肌荒れ・薬疹・中毒疹・多形滲出性紅斑の改善
- 放射線障害を原因とする白血球減少症に対して処方されることがある
- 毒素を排出して肝臓・脳の保護
- 抗酸化作用があり、 活性酸素から細胞を守る
- 脂肪の燃焼と筋肉の増強を促す
- 慢性気管支炎の予防・改善
- 喫煙や肺気腫などによるせきやたんの改善
- 糖尿病の改善・予防
- 胃粘膜の健康を守る
- 大腸炎の軽減・治療
- 生活習慣病・がんの予防
- 白血球の活性を促進する、狭心症の治療
- パーキンソン病の予防
- 白内障、火傷の治療
摂取・吸収
- 合成量が少ないため欠乏しやすい
- 長時間のパソコン操作やテレビゲームに多く消費される
- 頻繁の飲酒は欠乏を引き起こす
- メチオニンを摂取することで体内で合成できる
- 年齢とともにメチオニンからの合成量は減少する
- 腎臓障害を持つ場合は摂取量に注意しなければいけない
- ビタミンCやビタミンB類と一緒に摂取すると効果的
食品・食材
- 牛肉・羊肉・豚肉・アヒル
- 卵・牛乳
- にんにく、たまねぎ
- いわし、しゃけ
- 豆類、ひまわりの種
- 赤ピーマン、赤唐辛子、ブロッコリー、芽キャベツ
- えん麦、、オート麦、小麦胚芽
- 大豆、鶏肉、卵、ハチミツなど構造が複雑なため体内に吸収されにくい
不足・欠乏
- 飲酒・眼精疲労・加齢・過度のダイエットなどによって不足になる
- シミ・そばかす・薄毛・切れ毛などを引き起こす
過剰摂取・副作用
- 白髪が増える
- 活性酸素が増え、老化の原因になる
- 関節・筋肉などの痛みが生じる
- 口渇、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛