葉酸(ようさん)
- 英語:folate
- 別名:ビタミンM
- 別名:ビタミンB9
- 別名:プテロイルグルタミン酸
- 水溶性ビタミンB群に分類される
- 葉酸は細胞分裂に必要
- ビタミンB12と協力して赤血球の生産する
- 動物では合成できない
効果・働き
- タンパク質、核酸、赤血球、細胞の合成・修復を助ける
- 神経細胞の働きを維持する
- 免疫力を高める
- 口内・皮膚粘膜の強化
- 母乳の出を良くする
- 胎児の発育を促す
- 神経管閉鎖障害の発症リスクを軽減
- ウツ症状を減らす
- 認知症予防
- 精子の染色体異常の防止
- 動脈硬化、心臓病、肺ガン、直腸ガン、子宮頸ガン、貧血の予防
- ヌクレオチド・プリン・ピリジン塩基の生合成
- アミノ酸(グリシン、セリン、メチオニン)の合成
摂取
- 日本人の15%が葉酸を吸収しにくい体質である
- ビタミンB群とバランスよく摂取すると効率的
- 葉酸の働きを高めるビタミンCと一緒に摂取するのが理想的
葉酸の摂取が必要な場合
- 妊娠に備えたい・妊娠・授乳中
- 元気な赤ちゃんを産みたい
- 貧血
- ピルやアスピリンを飲んでいる
- 大量のビタミンC摂取
- 大量の飲酒
葉酸の摂取量
推薦量(μg/日) |
0-5(月) | 40 |
6-11(月) | 60 |
1-2(歳) | 90 |
3-5(歳) | 110 |
6-7(歳) | 140 |
8-9(歳) | 160 |
10-11(歳) <・副作用/td> | 200 |
12-14(歳) | 240 |
15-17(歳) | 240 |
18-29(歳) | 240 |
30-49(歳) | 240 |
50-69(歳) | 240 |
70以上(歳) | 240 |
妊婦 | 200 |
授乳婦 | 100 |
食品
- ドライイースト
- 焼きのり
- 味付けのり
- 鶏レバー(肝臓)
- 牛レバー(肝臓)
- 豚レバー(肝臓)
- せん茶の茶葉
- 抹茶(粉)
- わかめ(素干し)
- たたみいわし
- あおのり(乾)
- うなぎ(きも)
- うに
- えだまめ
- モロヘイヤ
- 芽きゃべつ
- パセリ
- からし菜漬け
- ほうれん草(生)
- あさつき
- なの花
- よもぎ
- しゅんぎく(生)
- アスパラガス
- 酒粕
- すじこ
- 日本茶(玉露)
- クレソン
- レバーペースト
- きょうな
- たまごの卵黄
- きょう菜の塩漬
- そら豆
- こねぎ
- わけぎ
- にんにくの茎
- サニーレタス
- 納豆
- ブロッコリー
- ケール
葉酸の不足
- タンパク質代謝の異常
- 細胞の成長・再生に支障
- DNAの合成障害
- 倦怠感、疲労感
- 食欲不振、下痢、顔色が悪い、吐き気、消化不良
- めまい、立ちくらみ、動悸、息切れ、頭痛
- 胃腸の潰瘍、口内炎、舌炎、肌荒れ
- 神経過敏、健忘症、集中力が続かない
- 精力減退
- 末しょう神経障害、神経管欠損症、うつ症状、抑うつ、アルツハイマー
- 生活習慣病、悪性貧血(巨赤芽球性貧血)、免疫機能減衰、消化管機能異常
- 大腸ガン、子宮頸ガン、結腸ガン、白血病
- 動脈硬化、心臓病、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、脳卒中
- 胎児の先天異常や妊婦自身の貧血、妊娠中毒症
- 胎児や乳児の発育障害、無脳児、二分脊椎、神経管閉塞障害
- 最悪は死に至る
葉酸過剰摂取による副作用
- 悪性貧血が潜在化する
- 紅斑、発熱、蕁麻疹、かゆみ、ほてり
- 呼吸障害
- 亜鉛の吸収を阻害する