エネルギー

  • 英語:Energy
  • 単位:キロカロリー(kcal)
  • 「カロリー」とも呼ばれる
  • 体温の維持、運動、思考などすべての生命活動に必要
  • 主にたんぱく質、脂質、炭水化物(糖質)の3大栄養素が分解されることで産出される
  • エネルギー(カロリー)を効率的に利用するにはビタミン・ミネラルが必要
  • 1kcalは1Lの水を1℃あげられる

消費・代謝

  • エネルギー代謝には、基礎代謝(70%)、活動代謝(20%)、DIT量(10%/食事誘導性体熱産生量)

基礎代謝

  • 内臓の活動や体温維持など生命維持に最低限必要なエネルギー量
  • 一般的な成人男性で約1,400〜1,500kcal
  • 成人女性で約1,100〜1,150kcal
  • 年齢と共に低下する

活動代謝

  • 活動のため、体内で起こるエネルギー消費
  • 立ち上がる、歩く、座る、仕事、スポーツなど、全ての日常行動が含まれる

DIT量(食事誘導性体熱産生量)

  • 食事をするために消費されるエネルギー

食品

  • たんぱく質4kcal/1g
  • 脂質9kcal/1g
  • 炭水化物4kcal/1g
  • 主にエネルギー(カロリー)の多い食物は、油脂・脂質の多い肉、乳製品、お菓子、ナッツなどがある

エネルギーの通常摂取基準

(カロリー/日) 男性 女性
0〜5(カ月) 550 500
6〜8(カ月) 650 600
9〜11(カ月) 700 650
1〜2(歳) 1,000 900
3〜5(歳) 1,300 1,250
6〜7(歳) 1,550 1,450
8〜9(歳) 1,800 1,700
10〜11(歳) 2,250 2,000
12〜14(歳) 2,500 2,250
15〜17(歳) 2,750 2,250
18〜29(歳) 2,650 1,950
30〜49(歳) 2,650 2,000
50〜69(歳) 2,450 1,950
70以上(歳) 2,200 1,700
妊婦初期 +50
妊婦中期 +250
妊婦後期 +450
授乳期 +350

不足・欠乏

  • 全身の機能が低下する
  • 体力が落ち、疲れやすくなる
  • 痩せる
  • 思考が鈍くなる

過剰摂取・副作用

  • メタボ(肥満)
  • 糖尿病
  • 動脈硬化
  • 脂質異常症
  • 高血圧症