フェニルアラニン
- 英語:phenylalanine
- 体内で合成できない必須アミノ酸
- 肝臓でチロシンに変換され、脳内伝達物質のドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリンをつくり出す
いろいろなフェニルアラニン
- L-フェニルアラニン (LPA) は天然に存在し、タンパク質を構成する
- D-フェニルアラニン (DPA) は人工的に作り出した化合物
- DL-フェニルアラニンは天然のL-フェニルアラニンと合成される
働き・効果
- たんぱく質の構成材料となる
- 神経細胞感の信号伝達を行う神経伝達物質の生成
- 血圧の上昇させる効果
- 精神・気持ちを高揚させる
- 活力を生み出す
- 意欲を生み出す
- 脳機能を高める効果
- 記憶力を向上させる
- 痛みを抑える効果がある
- うつ症状の緩和する
- 白斑の治療に有効性がある
- アスパルテームの原料として、食欲抑制効果を促す
フェニルエチルアミン
- 恋愛中に放出されるため、「恋愛物質」とも呼ばれる
- 不足するとうつ病になる場合がある
DL-フェニルアラニン
- 主に鎮痛剤として使用される
- 関節痛、リウマチ、外傷、偏頭痛、腰痛、片頭痛、神経痛、筋肉の痙攣、手術後の痛みなど慢性的な痛みを軽減する
摂取・吸収
- ビタミンB12と一緒に摂ると効果的
- 単体での摂取は危険、他の栄養素とバランスよく摂ることが大切
効果を高めるには
- 日光を浴びること
- 適度な運動をすること
- 木の多い環境で生活すること
効果が阻害される場合
- 化学調味料、排卵誘発剤、経口避妊薬、頭痛薬、睡眠薬を服用している場合
- 肥満や痩せ過ぎ
- 不快な体臭や臭いがする
- 睡眠不足と睡眠過剰
- 過度のストレス
- 大量の飲酒やたばこ
摂取を避ける必要がある場合
- 心臓病、高血圧を持っている
- 皮膚がん、フェニルケトン尿症を持っている
- 肝臓に障害のある
- 妊娠中
- モノアミン酸化酵素阻害剤(MAO)を服用している
不足・欠乏
- 無気力感や疲労感が増し、睡眠過多になる
- 記憶力の低下
- うつ病の発症
- 精神的不安に陥る
- やる気の消失
- 心的外傷後ストレス障害(PTSD)
- 妊婦は、注意欠陥多動性障害(ADHD)を持った子供が生まれる
- 子供は、成長過程ストレス障害、精神的の不安定
過剰摂取・副作用
- セロトニンの生成を阻害する
- 血圧が上昇し、心臓病のリスクが高まる
- フェニルアラニンの過剰症
- フェニルケトン尿症
食品・食材
- 全粒小麦、蕎麦、玄米
- 大豆、大豆製品、高野豆腐
- 卵
- チーズ、ナチュラルチーズ、ヨーグルト
- アーモンド、落花生、白花豆、ピーナッツ、ごま
- かぼちゃ、じゃがいも
- 肉類、魚介類
- アステルパーム配合の食品