ビタミンC
- 英語:Vitamin C
- 別名:アスコルビン酸
- 水溶性のビタミン
働き・効果
- 壊血病の予防
- 鉄分、カルシウムなどミネラルの吸収促進、傷の治癒にも効果的
- 皮ふや粘膜の健康維持
- 病気などストレスへの抵抗力を強める
- 動脈硬化・心疾患を予防する
- 紫外線のダメージを修復する
- コラーゲンの合成に必要
- しみを抑え、美肌に欠かせない
- 抗酸化作用
- タバコ・紫外線・ストレスによる活性酸素(酸化)を防ぐ
- 自分が身代わりに酸化される
摂取・吸収
- ビタミンCは体内で合成できない
- 一度に多く摂取すると吸収率は下がる
- 日常生活でバランスよく摂取
- 水に溶けやすく熱に弱い
- 野菜やフルーツなどは新鮮な生で食べるのが理想
- 食品から上手に摂るには調理の工夫も必要
摂取量
1〜2(歳) | 40(mg/日) |
3〜5(歳) | 45(mg/日) |
6〜7(歳) | 55(mg/日) |
8〜9(歳) | 65(mg/日) |
10〜11(歳) | 80(mg/日) |
12〜(歳) | 100(mg/日) |
不足・欠乏
- ビタミンCの蓄積総量が300mg以下になると、壊血病を発症する場合ある
- ビタミンCの不足で老化が進行する
- カゼなどの病気にかかりやすくなる
- 骨の発育が不十分になる
- 血管や関節が弱くなる
- 歯ぐきなど体の各所で出血したり、関節が痛んだりする
- 肌のはりが失われる
具体的な症状として以下のものがある
- 貧血
- 全身倦怠感
- 脱力
- 食欲不振
- 不眠症
- 毛細管出血
- 薬物中毒
- 副腎皮質機能障害
- 骨基質形成・骨癒合促進
- 肝斑
- 雀卵斑
- 炎症後の色素沈着
- 光線過敏性皮膚炎
ビタミンC不足がよく見られる人
- アルコール中毒者
- 一人暮らしの男性や高齢者など野菜やフルーツの摂取が少ない人
- 薬物中毒者
- 食事量が少ない女性の方が多い
過剰摂取・副作用
- 一般的な症状は、吐き気、下痢、腹痛
- 高度の腎不全患者のビタミンC大量摂取は、要注意
- 通常の食品に含まれる量(1000mg以下)では過剰症にはならない
- 結石になる報告もあるが、事実ではないことが判明された
食品・食材
- 赤ピーマン・黄ピーマン
- ゆず(果皮)
- アセロラジュース
- パセリ
- 芽きゃべつ
- レモン(全果)
- なすのからし漬
- ケール
- からし菜漬け
- ピーマン
- がうり(=ゴーヤ)
- めんたいこ
- 柿
- キウイフルーツ
- レッドキャベツ
- モロヘイヤ
- いちご
- ししとうがらし
- きょうな(水菜/生)
- ブロッコリー
- カリフラワー
- レモン(果汁)
- パパイヤ
- ハム(ロース)
- ベーコン(ロース)
- かぶの葉のぬか漬
- せん茶の茶葉
- きんかん
- かぶ(葉)
- かいわれだいこん
- つまみ菜(生)
- 焼きのり
- 味付けのり
- 抹茶(粉)
- あおのり(乾)
- フライドポテト
- わかめ(素干し)
- とろろこんぶ