ロイシン
- 英語:leucine
- 必須アミノ酸
- バリン、イソロイシンとともに、BCAAに分類される
- 動物性たんぱく質に多く含まれ、必須アミノ酸の中で必要量が最も多い
働き・効果
- 筋タンパク質の合成促進や分解を抑制する
- 筋肉の形成を促進し、損失を防げ、強化する
- 筋肉にブドウ糖から変換したエネルギーを提供する
- 即効性があるため、瞬発力や持久力が高まる
- 運動後の筋肉の成長や修復を助ける
- 肝臓の機能を高め、疲労を改善する
- ストレスを緩和する効果
- 髪の毛の健康改善や育毛効果が期待できる
摂取・吸収
- 多くの食材に含まれるため、通常の食事で必要量は摂取できる
- メープルシロップ尿症患者は、痙攣や発育遅延が起こるため控える必要がある
- 妊娠中・授乳中の大量摂取は控える必要がある
- 1日の必要量が最も多い必須アミノ酸
不足・欠乏
- 通常の食事では不足しない
- 肝臓の機能が低下する
- インスリンは減少し、血糖値が上昇する
- 腎臓の機能が低下し、糖尿病になりやすくなる
- 筋力の低下や疲労の蓄積を引き起こす
過剰摂取・副作用
- 必須アミノ酸のバランスが崩れ、脱毛に繋がる
- 免疫機能の低下を招く
- 脂肪分が増える
- 体重の減少
ロイシンを多く含む食品・食材
- 牛肉、ハム、レバーなどの肉類
- 牛乳、チーズなどの乳製品
- アジ、サケなどの魚
- 大豆や大豆製品
- とうもろこし、ほうれん草、小麦粉、米など