ビタミンB1
- 英語:bitaminb1
- 別名:チアミン(thiamin)
- 別名:元祖ビタミン(最初に発見)
- 水溶性のビタミン
働き・効果
- 疲労回復
- 糖質をエネルギーに変える
- 脳の働きの維持
- 中枢神経や手足の末梢神経を正常に保つ
- 精神を安定させ、成長を促進する
- 集中力、記憶力、学習能力を向上させる
- やる気が起きる、抗ストレス作用
- 消化液の分泌が促進し食欲増進
- 皮膚や粘膜の健康維持を助ける
- 乳酸の代謝を助ける
- 胃、腸、心臓の筋組織の張りを作り出す
- 収縮肥大した心臓を改善し、心拍数のリズムを整える
- マイルドな利尿作用
- 有益な好気性菌の活性を高める
- 子どもの成長期には必要
- 高齢者の痴呆症予防
摂取・吸収
- 加齢とともに吸収能力が低下する
- 過剰な分は尿から排出される
- アリシンと一緒に摂ると体内での吸収率がアップする
- 例:豚系ラーメンにねぎ・にんにくをトッピングすると吸収率がアップする
- ビタミンB群は互いに助け合って機能するため、バランスよく摂る
摂取量
推薦量(mg/日)
年齢 | 男性 | 女性 |
1〜2(歳) | 0.5 | 0.5 |
3〜5(歳) | 0.7 | 0.7 |
6〜7(歳) | 0.8 | 0.8 |
8〜9(歳) | 1 | 1 |
10〜11(歳) | 1.2 | 1.1 |
12〜14(歳) | 1.4 | 1.2 |
15〜17(歳) | 1.5 | 1.2 |
18〜29(歳) | 1.4 | 1.1 |
30〜49(歳) | 1.4 | 1.1 |
50〜69(歳) | 1.3 | 1.1 |
70以上(歳) | 1.2 | 0.9 |
妊婦初期 | | 0 |
中期 | | 0.1 |
末期 | | 0.2 |
授乳婦 | | 0.2 |
食品
- 豚ヒレ肉
- 生ハム(促成)
- 豚もも肉
- 生ハム(長期熟成)
- ボンレスハム
- 焼豚
- ドライイースト
- たらこ(焼)
- うなぎ(かば焼)
- たらこ(生)
- 豚ロース肉
- 豚肩ロース肉
- 豚ひき肉
- ハム(ロース)
- ベーコン(ロース)
- ショルダーベーコン
- 豚ばら肉
- ベーコン
- こい
- 牛肉(はつ)
- インスタントラーメン
- あおのり(乾)
- だいず(乾)
- こんぶ(乾)
- きな粉
- 焼きのり
- カップ麺(ラーメン)
- すじこ
- いくら
- かも
- 鶏肉(レバー)
- 豚肉(はつ)
- 豚肉(たん)
- たい(生)
- めんたいこ
- 豚肉(レバー)
- だいこんぬか漬
- グリンピース
- 粒入りマスタード
- かぶのぬか漬(葉)
不足
症状
- 落ち込みやすい、気分がふさぐ、うつ状態になる
- 手足のしびれ、歩行障害、息切れ、動悸、けいれん
- 全身の疲労感、無気力、食欲不振、吐き気、消化不良
- 記憶力、集中力、協調性がなくなる、意識障害
- 反射神経の異常、四肢の知覚障害、歩行運動失調、眼球運動麻痺
- 短気になりやすい
- 肩こり、腰痛、風邪、糖尿病になりやすい
- 肥満、浮腫み、体重低下
- 肝、腎機能低下、心臓肥大 、心機能不全、胃炎
原因
- ビタミンB1を含む胚芽・米ぬかが除かれた白米をばかり食べる
- 食事からの摂取が十分でない
- 糖質の多い食事
- アルコールの多量摂取
- 頭、神経を酷使する
- 激しい運動
- 喫煙
- ストレス
過剰摂取・副作用
- 頭痛
- いらだち
- 皮ふのかゆみ
- 浮腫
- 神経過敏
- 脈拍の増加
- 特に過剰摂取の心配はない(水溶性なため、摂り過ぎると排泄される)