グリシン
- 英語:glycine
- 体内で合成できる非必須アミノ酸
- コラーゲンに多く存在
働き・効果
基本働き
- DNAやRNAなどの核酸の合成に必要
- クレアチンの原料として利用される
- 活性酸素の生成を抑制する
- 食品の酸化を防止する
- 味を感じさせる効果
- 血中コレステロールを低下させ、高血圧や脳卒中の予防に役立つ
身体
- 身長の伸びや筋肉の形成を促す成長ホルモンの分泌を促す
- 手足の血管を広げて血液の流れを増やす
- 傷ついた細胞の修復、ターンオーバーの活性化
- キレート作用
精神
- 抗うつ効果を持つ
- 精神安定効果
- 抗ストレス効果
- 興奮した神経を落ち着かせる
睡眠
- 睡眠では体を温めてから冷やす効果
- 睡眠の質を高め、快眠を得られる
- 質の良い睡眠を得ることで体、脳、自律神経、新陳代謝の改善に役立つ
- 深い睡眠へ入り、目覚めがスッキリ
- 日中の眠気や疲労感が軽減する
- 睡眠の質を高めることでパソコンの作業の効率が良くなる
肌
- 新陳代謝を保ち、肌を美しく維持できる
- スキンケア効果がある
- 肌質の改善や肌の保湿効果
- コラーゲンを構成し、肌のハリ・弾力を保つ
- 肌バリア機能を高め、肌トラブルを改善する
- 湿疹、皮膚炎、口内炎の改善に有効
- ニキビ、肌荒れを防ぎ、キメを整える
- 抗酸化作用
摂取・吸収
- 妊娠中の女性や母乳授乳期の胎児は摂取する際に注意が必要
- 統合失調症の治療薬のクロザピンの効果を弱める
- 3グラムで効果が現れるがそれ以上摂取しても効果に変化はない
- 睡眠前にグリシンを摂取すると効果が現れるのが速い
不足・欠乏
- 不眠症になる可能性がある
- 睡眠にも及び、寝つきが悪くなり寝不足を引き起こす
- 肌荒れなどの肌トラブルを招く
- コラーゲン生成が低下し、骨・内臓・筋肉に不具合を生じる。特に、膝や腰などの関節痛を引き起す恐れがある
過剰摂取・副作用
食品・食材
- グリシンは動物性タンパク質、特にコラーゲンに多く存在する
- 牛肉、豚肉、鶏肉
- 鶏軟骨、鶏の皮、豚足、牛スジ
- エビ、カニ、サザエ
- ホタテ、フカヒレ、エイ、イカ
- しょうゆ、漁しょう
- わかめ(乾)
- 菓子、清涼飲料、冷凍食品