ビタミンB2(リボフラビン)
- 英語:Vitamin B2
- 別名:リボフラビン
- ビタミンB群の一種
- 水溶性ビタミンに分類される
- 栄養ドリンク・補助食品を飲んだ後、尿が黄色になる原因
働き・効果
- 糖質、脂質、たんぱく質を体内でエネルギーに変換
- 粘膜、皮膚、髪、爪を健康な状態に保つ
- 脂肪燃焼、ダイエット効果
- ニキビを予防・改善する
- 美肌の維持に効果的
- 成長を促進させる
- 口内炎の改善、予防
- 老化防止にも働く
- 脳の神経系に維持効果
- 糖尿病を予防する
- 動脈硬化の予防効果
- 脂質代謝の促進効果
- 脂肪肝の予防効果
- 白内障の予防効果
- 癌予防効果
- 片頭痛を減らすのに効果
摂取
- 水・煮汁に流されるため、食材は洗いすぎない、煮汁ごと摂る
- 毎日の摂取が必要
- ビタミンB群は全部一緒に摂取すると効果的
摂取量
推薦量(mg/日) | 男性 | 女性 |
1〜2(歳) | 0.6 | 0.5 |
3〜5(歳) | 0.8 | 0.8 |
6〜7(歳) | 0.9 | 0.9 |
8〜9(歳) | 1.1 | 1 |
10〜11(歳) | 1.4 | 1.2 |
12〜14(歳) | 1.5 | 1.4 |
15〜17(歳) | 1.7 | 1.4 |
18〜29(歳) | 1.6 | 1.2 |
30〜49(歳) | 1.6 | 1.2 |
50〜69(歳) | 1.5 | 1.2 |
70以上(歳) | 1.3 | 1 |
妊婦初期 | | +0 |
中期 | | +0.2 |
末期 | | +0.3 |
授乳婦 | | +0.4 |
食品
- 豚レバー(肝臓)
- 牛レバー(肝臓)
- 鶏レバー(肝臓)
- レバーペースト
- キャビア
- 鶏はつ(心臓)
- 豚肉(心臓/はつ)
- 牛はつ(心臓)
- ドライイースト
- 焼きのり
- 味付けのり
- インスタントラーメン
- あおのり(乾)
- 脱脂粉乳(粉)
- せん茶の茶葉
- とうがらし
- いかなご
- うなぎ(きも)
- うなぎ(かば焼)
- うずら卵(生)
- かも
- 粒うに
- すじこ
- 魚肉ソーセージ
- さば(開き干し)
- ずわいがに
- 納豆
- いくら
- たらこ(焼)
- たまご(卵黄)
- まいたけ
- カマンベールチーズ
- うに
- たまご(生)
- 豚たん(舌)
- たらこ(生)
- モロヘイヤ
- いわし(丸干)
- ポーチドエッグ
- さば(水煮缶)
不足・欠乏
ビタミンB2の吸収を阻害する薬・成分
- アルコール
- 抗生物質
- 精神安定薬
- 副腎皮質ホルモン
- 経口避妊薬
- 痛風治療薬
- 神経遮断薬
- メトクロプラミド
- フェノチアジン類
ビタミンB2が不足しやすい人
- スポーツ選手
- 肉体労働に従事している人
- 肝臓病を患っている人
- 胆管閉塞症を患っている人
- 糖尿病を患っている人
- 脳下垂体を患っている人
不足の症状としては次のようなものがある
- 成長障害を引き起こす
- 神経障害を引き起こす
- 疲労が蓄積する
- 貧血
- 口内炎、口角炎、口唇炎、舌炎
- 激しいかゆみ、頭皮の痛み、肌荒れ
- 目の充血、流涙、眼精疲労
- 羞明、結膜炎、角膜炎、白内障
- 急・慢性湿疹、脂漏性湿疹
- 肛門や陰部の皮膚の炎症
- ペラグラ、日光皮膚炎、油っぽい肌、脂漏性皮膚炎
過剰摂取・副作用
- 過剰摂取をした場合は尿として排出される
- 通常は過剰摂取による重大な副作用はない
- 下痢などの症状を起こす