銅
- 原子番号29、元素記号Cu
- 英語:Copper
- ミネラル
- 「血のミネラル」とも呼ばれる
- 大部分が肝臓に、残りは骨・筋肉・血液に存在
働き・効果
- 鉄の代謝や輸送
- 活性酸素の除去
- 神経伝達物質(ノルアドレナリン)の生産
- 骨の形成を助け、骨・関節を丈夫にする
- 貧血の防止
- 鉄の利用促進作用、ヘモグロビンの合成に役立つ
- メラニン色素生成作用
- コラーゲン生成作用
- 抗酸化酵素合成作用、体内を酸化から守る
- その他の酵素合成作用
- 心筋梗塞・動脈硬化・動脈瘤の予防
- 髪の毛・皮膚を丈夫にする
- 心臓病の予防
摂取・吸収
- 主に小腸・十二指腸から吸収され、肝臓に運ばれる
- 摂取量が少ないほど吸収率が高い
- 亜鉛は銅の吸収を低下させる
- 銅はストレスに左右されやすく、ストレスによって排出される量が多い
摂取推奨量(mg/日)
子供 | 0.3〜0.9mg |
成人男性 | 0.8mg |
成人女性 | 0.7mg |
妊婦 | 0.8mg |
授乳婦 | 1.3mg |
上限量(mg/日)
10mg(成人男女)
食品・食材
- 干しえび
- 牛肉(レバー)
- ピュアココア
- しゃこ
- ほたるいか
- 桜えび
- いかの塩辛
- カシューナッツ
- フォアグラ
- ごま
- えびの佃煮
- 松の実
- せん茶の茶葉
- うなぎ(きも)
- あんこうのきも
- 豚肉(レバー)
- 牡蠣(生)
- いくら
- すじこ
- あみの塩辛
- ゆば(生)
- 豆みそ
- 伊勢えび
- 納豆
- 大正えび
- ずわいがに
- しその実
- 中国ぐり
- いか(焼)
- 毛がに
- 甘えび
- ひきわり納豆
- たこ
- 車えび
- しじみ
- 牛肉(はつ)
- たらばがに
- ブラックタイガー
- さざえ
- 米みそ/白
不足・欠乏
- 貧血、白血球の減少
- 疲労感、筋肉の緊張低下
- 心肥大、動脈硬化、心血管系異常、皮下出血、血管の損傷
- 免疫機能の低下
- 成長障害、骨異常、骨粗鬆症
- コレステロール・糖代謝の異常
- 色素沈着の低下、毛髪の脱色、皮膚疾患
- 息切れ、呼吸困難、胸の痛みや圧迫感、失神、むくみ、不整脈
- 痔が悪くなる
原因
過剰摂取・副作用
- 赤血球の破壊による貧血(溶血性貧血)
- 吐き気、嘔吐、下痢、痙攣、腹痛、筋肉痛、黄疸
- 肝不全
- 腎臓が正常に機能しなくなる
- 低血圧、溶血性貧血、尿毒症、冠状動脈虚脱
- 銅の容器で酸性の食品の保存・調理により中毒を起こす事がある