ハコベ(コハコベ)、ハコベ茶
- 学名:Stellaria media
- 漢字:繁縷、蘩蔞
- 別名:ハコベラ、ハクベ、ヒヨコグサ、ハッカソウ、ベニソル、ビズル、アサシラゲ、ヲシズリ、ネコノミミ
- ナデシコ科ハコベ属一年草、越年草または多年草
- 日本全土の日当たりの良い野原、草地、道ばた、田畑に生える
- 春の七草のひとつ
- 白色花を咲かせる
- 昔は食用にしていた
- 全草を天日で乾燥したものは、生薬の繁縷(はんろう)として用いる
主な栄養・成分
- カロテノイド
- フラボノイド
- サポニン
- セチルセロテート
- トリアコンタノール
- ヘントリアコンタノール
- クマリン
- 葉緑素
- カルシウム
- カリウム
- 鉄
- タンパク質
- ビタミンB,C
効果・効能
- 乾燥させた全草を煎じたものを服用する
- 外用では、煎汁を塗布、また熱湯で浸出させた生葉のエキスは飲用する
- 止血作用(鼻血)、血液正常化、血行促進、赤血球生成
- 抗菌、殺菌作用、免疫機能補助
- 美肌効果(湿疹、肌荒れ)
- 収斂作用
- 鎮痛作用(神経痛、腰痛、腹痛)
- 解毒作用
- 健胃、利尿作用
- エネルギー代謝補助、コレステロール抑制
- 免疫力強化作用
- 抗酸化作用
- 歯ぐきの炎症、歯痛、打撲傷、はれもの、切り傷、打ち身、痔、できもの、催乳に有効
- 産後の浄血、月経過多、催乳、肝臓病のむくみに繁縷(はんろう)を用いる
- 産後の浄血薬として、茎葉の煮もの、ひたし物、乾燥した全草を煎服すると乳の出がよくなる
- 常用すると脚気に有効
- 歯ぐきの出血、歯槽膿漏、歯周病の予防には、ハコベの青汁に食塩を適量加え、よく乾燥させたものを指先につけて歯を磨く
- はれもの・歯痛には、新鮮な葉をよくもんで柔らかくしたものを貼る
ハコベ茶の効果・効能
- 歯槽膿漏の予防
- 歯ぐきの止血
- 歯周病の予防
- 催乳効果(母乳の出方を良くする)
- 産前産後対策
- 健胃、健腸作用、虚弱体質改善
- 高血圧予防
- リウマチ緩和
- 気管支炎緩和
- 動機・息切れ改善
- 肥満防止、ダイエット効果
- 殺菌作用
食べ方
- 若芽・若苗は、おひたし、あえもの、汁の実、卵とじ、天ぷら、漬け物