わらび(蕨)
- 英語:bracken
- 学名:Pteridium aquilinum
- シダ目コバノイシカグマ科ワラビ属
- 若芽は山菜として食用される
- 全国各地の草原、谷地、原野など日当たりよいところに群生する
- 酸性土壌を好む
- 主な産地:山形、秋田、新潟
- 旬は春~初夏
- わらびには青系統の青蕨と紫褐色系統の紫蕨がある
- 一般に山菜として食用するのは青蕨
主な栄養・成分
- ビタミンB2
- カロテン
- ビタミンE
- カリウム
- 葉酸
- 食物繊維
- ビタミンC(茹でると溶け出してしまう)
- ビタミンK
- 干すとカリウムやカロテンの含有量が増える
効果・効能
- がんの予防
- 抗酸化作用
- 体が酸化するのを防ぎ生活習慣病を予防する
- 体内の有害物質を排出する
- 便秘を解消する
- 細胞の老化を防ぐ
- 老化の防止
- 皮膚、髪の毛の再生を助ける
- 余分な塩分を体外に排出し高血圧・動脈硬化を予防する
- 血行促進
- カルシウムが骨から溶け出すのを防ぐ
食べ方
- おひたし
- 漬物
- サラダに混ぜる
- かき揚げ
- 天ぷら
- 塩漬け
- 煮付け
- 卵とじ
- 味噌汁の実
- 炊き込みご飯の具材
- パスタの具材
- 根茎から取れるデンプンをワラビ粉として利用する
- ワラビ餅
- アクが強く十分なアク抜きが必要
- 生で食べると中毒を起こす
- アク抜きは、熱湯に木灰か重曹を一握り程度入れてゆで、水にさらす
選び方
- 産毛がたくさん付いているものを選ぶ
- 茎が太く短く、ハリがあるものを選ぶ
- 葉が開いていないものを選ぶ
- 茎の部分が緑色のものを選ぶ
- 栽培ものは長さ30cm位のものを選ぶ
保存
- 保存はアク抜きをして、水に浸したまま冷蔵庫に(2~3日)
- 長期保存は塩漬けか干物にする
採り方
- ワラビは比較的日当たりの良い雑木林の縁や草原に生える
- 茶畑は非常に良いワラビが生える事が多い
- 先が丸くまだ開いていないものを採る
- 高さ20~30cmくらいのものを採る
- なるべく根元付近から手で折り採る
- 手で「ポキッ」と折れるところで折る
中毒
- 毒性があり、あく抜きをせずに食べると中毒を起こす
- 調理したものでも大量に食べると中毒を起こす