ハマボウフウ(浜防風)

  • 学名:Glehnia littoralis
  • 別名:八百屋防風
  • セリ科ハマボウフウ属被子植物多年草
  • 日本全土の海岸の砂丘地に自生
  • 山菜として食用
  • 漢方薬・民間療法薬として利用
  • 旬は春
  • 開花期:5~7月(地域差がある)
  • 市場に流通しているものはほとんど栽培されたもの
  • 主な産地:埼玉県川口市、茨城県

主な栄養・成分

  • クマリン配糖体

効果・効能

  • リウマチ、肥満、高血圧、ニキビ、蕁麻疹、湿疹、耳や鼻の異常に有効
  • かぜの発汗、発熱、頭痛、関節痛に有効
  • 風邪の予防
  • 中風の予防
  • 糖尿病の予防
  • 根は、漢方で「北沙参」と呼ばれ、解熱、去痰、鎮咳、鎮痛作用がある
  • 防風風呂:乾燥した根・根茎を木綿袋に入れ、鍋で煮出して入浴直前に袋ごとに入れる
  • 防風風呂は血行をよくし、体を温め、疲労回復、筋肉痛の緩和、かぜの予防、湯冷めの防止に有効

食べ方

  • 癖がない
  • 生食できる(刺身のつま・サラダ)
  • 酢の物、和え物、おひたし、炒め物、煮物、天ぷら
  • パスタの具や魚料理のつけ合わせ
  • 生の根や根茎は味噌漬けに
  • 若葉は刺身のつまに
  • 新芽は酢味噌和え、天麩羅、生食、刺身のつま
  • 茎の色が赤く発色しているものを選ぶ
  • 保存はポリ袋などに入れ、冷蔵庫に(なるべく早く食べる)

栽培

  • 根が大変長いため、鉢植えに向かない
  • 畑や水はけのよい砂地(海岸)に栽培する
  • 肥料は油粕が適する
  • 冬は、防寒をする必要がある