ツリガネニンジン(トトキ)

  • 正式名称:ツリガネニンジン(釣鐘人参)
  • 別名:トトキ(山菜を指し、古い呼び名)
  • 学名:Adenophora triphylla var. japonica
  • キキョウ科ツリガネニンジン属多年草
  • 若芽は、山菜(トトキ)として食用
  • 根は短いニンジンの形で、うすい黄色
  • 名前の由来:花をお寺の釣鐘に見立て、根をジンジンに見立てる

主な栄養・成分

  • サポニン
  • イヌリン

効果・効能

  • 根を日干しにしたものは沙参(しゃじん)と呼ばれる漢方薬
  • 沙参は去痰作用、鎮咳、痰切り、のどの痛み止める
  • 強心作用
  • 健胃作用
  • 皮膚に寄生する真菌の発育を抑制する
  • 疥癬(かいせん)などの皮膚のかゆみには、煎じ液をガーゼにしみ込ませ貼布する

採り方

  • 春に、芽生えた若芽を摘んで、調理する
  • 秋に、地上部が枯れたころに採取する
  • 秋に、根を掘り採り、ひげ根を取り除き水洗いし、日干しにする(沙参)

食べ方

  • 若芽は、和え物・汁のみ・おひたし・油炒め・オムレツ
  • 根茎は、刻んで、茹でて水にさらし、きんぴら・あえもの・油いため・粕漬け