毎年夏休みになると、隣の家の親戚の女の子が遊びにくる。仲良くなっていつもバトミントンをやっていた。田舎の夕日がいつもきれいだった。

沈みかけの太陽は大きくてまん丸で真っ赤だ。雲も真っ赤でピンクで、「カメラがあったらな」と毎度も思った。

そんな中ある日その子とバトミントンをやっていたとき、ふっと空を見上げたら、真上に雲が浮いていた。その雲が長方形でしかもピンクだった。色は別に珍しいくないけど、長方形はどうなの?西側の低い方向にピンクの雲はよくあるけど、真上はどうなの、そして長方形はどうなの?

「ほらほら見て、可笑しくないあの雲」女の子に教えると「本当だ~」とそれほど興味を示さなかった。しばらく見つめてもなんの変化もないし、カメラもないし、その後あの子はごはんができたって呼び戻されて去っていた。

僕も寂しくひとりで家に戻った。