「大根役者」は、演技の下手な役者を意味する言葉ですが、その語源が多すぎてどれが本当のやつか分からない、さまに「大根」です。この訳の分からない状態がもう大根、どこまで大根なのだ!大根にしたらこんなに知らないところで悪口を言われるのはたまったもんじゃないですね。
・大根があまり食中りしないことから、役者として当たらないをかけた説。
・おろし大根から役者を下ろすをかけた説。
・人の役を任されす、馬の足を演じ、馬の脚が大根を連想させた説。
・役者の付き人や予備の役者を「ダイコウ」と呼び、訛ってダイコンとなった説。
・大抵の大根中身が白いことから、しろとをかけた説。
・演技の下手な役者は白粉を多用することから白をかけたとする説。
・演技の下手な役者が舞台に出ると場が白けるとする説。
・戦前の歌舞伎役者で名優の六代目尾上菊五郎が、ある無名の役者に向かって「大根は、うめえぞ。だが、おめえは大根にもなってねえ」説
おでんです。おでんの大根は自己主張しないので、どんな汁でも吸収してしまい、同化されてしまいます。役者で考えた場合、いい意味ではどんな役にもはまる、悪い意味では作品(味)に貢献なし。
言いたいのは大根と言われても諦めるなってことです。誰に言っているでしょうか。