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貧乏ゆすりは悪いことなのか?

貧乏ゆすりは悪いことなのか?結論から申し上げますと悪いことです。しかし、悪いことだからといって貧乏ゆすりそのものをやめるのは正しくありません。言葉の遊びをしているわけではありません。その理由をこれからきちんと説明していきます。

一般的に、貧乏ゆすりは行儀が悪いため、やってはいけないと言われています。しかもこの習慣は日本だけではなく、世界共通のマナーが悪い行為のようです。大抵の場合において、貧乏揺すりをしている人は、人に指摘されるまで気づかないことも多く、無意識に癖としてやってしまうことも多い。また、多くの場合において、悪い癖だとされています。

しかし、マナーが悪いからと貧乏ゆすりを強制的にやめてしまうのは的外れです。マナーが悪いがために被る被害以上に心身共にダメージを受けます。ではどうすれば良いのか、答えは貧乏ゆすりの原因を突き止め、それを改善することです。

貧乏ゆすりとは何か?

椅子に座っているとき、膝を上下に細かく動かす動作を貧乏ゆすりと言います。貧乏ゆすりは無意識のうちにしてしまうという特徴があります。

たとえば、勉強で難しい問題に取り組んでいるとき、会議で議題が長引いたとき、レストランで注文したメニューがなかなか来ないとき、仕事がつまらないときとかです。

貧乏ゆすりには人の心理が表れることあるようで、ストレス、いらいら、欲求不満など不快な心理を表しています。

「貧乏ゆすり」という名前の由来、諸説あり!

名前通り、貧乏人が無意識にやることだから名前が付けられたというのだ、しかし、本当のところはどうでしょうか。

・貧乏はする事が無いからゆすってひまをつぶしているから。自然に出るのは、前世が貧乏だったからいらいらしているから。
・昔の貧乏は他人をゆすってたから。
・「貧乏ひまなし」から、貧乏な人は落ち着きがない。
・ものを揺さぶると、そのものについていたいろんなものが落ちてくる。そこで、身体を揺さぶってお金を出そうとしている。
・貧乏な人は冬に暖房器具が無くて寒さで震えていた→ゆすっている→そして貧乏ゆすりになった。
・高利貸しが貧乏人から取り立てる際に足をゆすることが多かったから。
・昔、食料難のころ浮浪者たちは、ほとんど食物を口にできず栄養失調となり痛風にかかって手足が震えていました。
・膝をゆすっている姿が貧しくて空腹や寒さにふるえている姿にとても似ていることから来ているそうです。
・貧乏ゆすりをする人は「気が小さい」「悩みがある」などの人だそうで、気が小さくお金持ちにはなれない人が多い。
・江戸時代に貧乏ゆすりをすると貧乏神にとりつかれるという信仰があった。

いずれにせよ、貧乏ゆすりは貧乏人がよくすることであるのは間違えないようです。昔のことわざは大体核心をついていることが多いです。しかし人権とかので言わないようにしています。それでも「いやいや、俺が知っているお金持ちは貧乏ゆすりするよ」と言っているひとがいます。

それに関してはその人が記憶違いしているか、そのお金持ちは本当のお金持ちじゃないかです。忙しくて、時間に追われる人はお金があってもお金持ちではないのです。お金持ちの話はまた別の機会に。

貧乏ゆすりの原因と心理

人間は何もしないという行為は、心理学的に不安になる事が多いために、それを解消するために貧乏揺すりをして気を紛らわせる。これらのストレスから脳をリラックスさせ、心のバランスを保とうと、逃避行動の一種ではないかと考えられている。

精神病理学的には、心理的葛藤や欲求不満などに根ざした不安・緊張が亢進した時に、それを解消する無意識的行動の一種「置き換えの防衛規制」です。

静止状態を持続する事自体がかなりのストレスになる、特に不安が発生したときや退屈したときなどに身体の一部を動作させることによって緊張から解放されようとする心理的行動です。

また医学的には、ずっと座っていると、下半身の血流が滞ってしまうので、それを解消するために反射的に貧乏ゆすりをする。激しく筋肉を動かしたり、逆に同じ姿勢を保ちつづけると、筋肉に「乳酸」がたまります。これを押し出そうと筋肉を無意識に動かす。

長時間同じ姿勢でいると、足への血栓が肺と心臓で詰まることもあります。いわゆる「エコノミークラス症候群」それを防ぐために足を動かすのです。

貧乏ゆすりの効果

冷え性改善(手足の冷えの解消)皮膚の温度が約2度上昇するという、当然のことですよね体を動かしてたら、血行が良くなり、冷え性対策になる。

エコノミークラス症候群の予防、飛行機や電車の中で、同じ姿勢のまま数時間座り続けることで血流が悪くなり、血栓ができやすくなり、最悪の場合、肺や心臓で詰まってしまう場合もあります。ふくらはぎの筋肉の伸縮は、血液をポンプのように心臓へ送り返す作用があり、この筋肉が動くことで、血流が良くなり、血栓ができにくくなります。急に立ち上がった時に心臓に大きな負担をかけにくくすることもできるようです。

むくみの解消に効果的、貧乏ゆすりを行うことで、血流がよくなり、ふくらはぎ周辺に溜まった体内の水分や血液が心臓に送り返すことで、むくみの改善に効果があります。足のむくみがとれると細くなりますので、いわゆるダイエット効果です。

集中力をアップさせます。ふくらはぎのポンプ運動で脳への血液の送り込みを良くする作用もあるため、集中力が高まる以外に、無意識に貧乏ゆすりをする行為は癖と見なします。そして、癖は思考とセットになっているパターンが多く、逆に癖をやめると集中できないほどです。何より足を小刻みにゆすることで神経が整えるんです。

ストレス解消に効果的、貧乏ゆすりの振動は、セロトニンを分泌させ、精神を安定させる効果があります。余分なエネルギーをできるので、イライラの発散などにも効果的です。

軟骨の再生(変形性関節症のリハビリに取り入れられており、特に股関節の軟骨の再生に有効である)。軟骨の再生速度が、6割程早かったそうです。

貧乏ゆすりの対策

実際、生活や仕事で貧乏ゆすりをするのは他人の反感を買うことが多いので、できるだけしないほうが得策でしょう。

貧乏ゆすりの代わりに「ガムを噛むこと」が効果的だという。動かす場所が「膝」か「顎」かの違いだけで、ガムを噛んで顎を動かすときも、同じようにストレス発散ができ、心のバランスを保ち、自然とリラックスができるといいます。アメリカの野球選手たちがよくグランドでガムを噛むのは多分こういう理由です。

コーヒーを飲んでリラックス、気分転換する。

運動をするのも貧乏ゆすりを解消する方法です。

単純に人前ではやらない。

ふくらはぎを膝の上に意識して当てながら、左脚と右脚を交互にを組む。。

椅子に乗ったまま、つま先たちをする。私の場合は椅子の上の乗ってつま先でしゃがむか椅子の上で足を土下座の姿勢で座ります。

座ったままふくらはぎを揉むの貧乏ゆすり解消以外にびっくりするほど効能があるみたいなので、ぜひ試してみてください。

状況が許せば、立つかちょっと歩き回るのも効果的です。出来るだけ同じ姿勢を避ける。もとを言えば運動不足が原因の一つですから、普段から運動することが大事ですね、やっぱり。

よく貧乏ゆすりするのは、鉄分が足りない場合が多いので、そのせいで足の血流が悪くなるため、貧血とも関連します。これを解決するには、鉄分補給をする必要があります。ひじきとレバーあるいはサプリメントなどを意識してとりましょう。

他人の貧乏ゆすりへの対策

普段貧乏ゆすりをする人の印象を決めちなので、嫌悪感を抱かずに、理解を示す姿勢が大事です。

具体的に相手はどんな状態なのかを考える、意見を言えないのか、悩み事があるのか、何に対して欲求不満なのか、単にトイレを我慢しているのか、そうすることで人間関係も仕事もうまくいきます。

効果があるという「落とし穴」

貧乏ゆすりはいろいろ効果があるからといって、油断してはならない、その原因を辿ればちゃんと悪いことがあるのですから。貧乏ゆすりはただの表面的な結果ですから、根本的な問題に取り込むべきです。

たとえば、貧乏ゆすりはいらいらを解消する効果があると、でそのいらいらにも原因があるので、そのいらいらの原因が本当の問題である。

貧乏ゆすりそのものを対策あるいは単純にやめるより、その原因を根本から除くのベストです。

結論

結論、貧乏ゆすりは悪いことです。