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電車で席を譲ったら、欽ちゃん(萩本欽一さん)の姉でした

突然ですが、電車で席を譲ったことがありますか?タイトルではそう書いても、私は毎回、席を譲っているわけではありません。理由はいろいろ、気分、体調、相手、状況などなど。でも一番の理由はやっぱり性格ですね。

私の場合は目立ちたくない、注目されるとストレスが増す、いや、小心者と言ったほうが適切ですね。実際、大して注目を浴びることはないのですが、しかし、ほんの一瞬でも私には十分潰されるほどのものとなります。

ほんとは、こういう人が多いのではと思います。つまり「恥ずかしい」から、悪いことをするわけでもないのに。例えば、「いい人と思われたいから譲った」と思われたくない。例えば、「譲ったのに断れたらどうしよう」。例えば、譲ったら感謝されていろいろと話さないといけないなど。実際、譲った場合には結構気まずい、、、

小心者の私には、「出来事」が致命傷です。電車の中で酔っ払いの女性に尖がったヒールで思い切り足を踏まれたことがあるが、何も言えなかった。痴漢にあったこともあります。ちなみに私は男です。お尻を下から上になぞるように、、、形がよかったですかね。もちろん何も言えなかった。

電車で席を譲ったら、欽ちゃんの姉でした

銀座線での出来事でしたね、ウトウトしていたら、目の前におばちゃんがやってきた、なぜかわからないけど、「あ、どうぞ!」と反射的に席を譲りました。おばちゃんと言っても、顔は見ていないですよ。雰囲気ですね、姿勢、歩き方とか、あと手提げ袋をいっぱい持っていました。多分それで「これは譲らないといけないパターンだ」と判断したでしょう。

それと、ウトウトしているときは、「小心者」じゃなくなります。「出来事に弱い」と書きましたが、精確には出来事の傍観者の目に対して非常に神経質(過敏)なだけです。しかし、眠いときや寝起きのときはこれらのものにはとても鈍感になり、やや大胆になります。繊細の人はこういうパターンが以外と多いです。

話を元に戻しましょう、おばちゃんは「ありがとうございます」と丁寧に述べると私が座っていた席に座りました。普段なら違うところかドアの横に移動します、いろいろ喋らないといけないから。その日は結構混んでいたので、そのままおばちゃんの前に手すりを掴んで立っていました、ウトウトしながら。

するとしばらく経ったら、トントンされて「これよかった」と何かを差し出しました。「あ、ありがとうございます」とお礼を言って、私はそれを受け取りました。このとき初めて顔が目に入りました。メガネをかけていらしゃいました。全体的に上品な感じでした。

頂いたものは、名刺サイズくらいの透明ビニール袋の中に、きれいな柄が入った和紙が一枚が入っていました。文字が書いてありましたが読めませんでした。裏を見たら(実はこっちが表です)人形のようなものが二つ立っていました。あとで調べたら「爪楊枝人形」でした。

「こんなことがあるんだー」と感心しながらも、ちょっと気まずく感じ始めました。眠気が薄れてきたからです。私は目的地に着いたらさっさと降りて、この空気から開放されたかった。が、目的地に着いて、降りる素振りを見せると今度は白い封筒を差し出しました。私は「いやいや、そんな、、、」「弟の本です」「あ、ありがとうございます」と私は本を受け取りました。

「いい人だー」という思いよりも「弟は誰なんだろう?」が頭にいっぱいでした。当時はコンビニでバイトしていたので、バイト先に着いたら本を取り出すと「萩本欽一自伝」というタイトルが目に入りました。テンションが上がりましたね。

その日この出来事をみんなに自慢気で言いまくりましたよ。中には「うそなんじゃないの」とか、おちを言う前に「変な勧誘か」とかいう人もいましたが、私は信じたいほうです。

反省

しかし、こんな名前はっきりを出して書いていいのかな!有名人に纏わるネタまだまだたくさんありますけどね。どうしましょう。一旦様子を見よか。

なぜかわかりませんが、それ以来席を譲ったことは一度もありませんでした。