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元気が出る、ヘム鉄の効果で!

今から4年前のことです。友達のすすめでDear-Naturaの「29アミノ マルチビタミン&ミネラル」というサプリメントを飲み始めました。「元気が出るよ」と半分くらい残っているものをくれました。興味本位でそれを半月くらいかけて全部飲みました。のち、この「出会い」が人生三大出来事の一つとなりました。人生が変わったというのは誇張ではなく、事実それほどのインパクトがあったのです。

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具体的にどう変わったかを説明します

サプリメントを飲むまでは内気で無気力そのものでした。抜け殻というか、感情という感情が感じられませんでした。これは言い過ぎですが、瞳孔がずっと開いていたのではないかと思います。生きる実感がまるでなかった、なので人に対してあまり意見を言うことがありませんでした。

しかし、象徴的な”事件”が起りました。とある日の会議で対立していた相手を声を荒げて怒鳴りました。その時はびびりました、自分の声に。

もちろん、マナーや仕事上の問題がいろいろと絡んでくるが、ここで注目したいのは、「こんな大きな声が出せるんだっ」という驚きです。もちろん、その後このサプリメントを飲みつづけました。

たまに、"変化"を再確認するためにわざと飲むのをやめ、以前の自分はどうだったのかを思い出させたりしました。次第にハッキリと分かって来たのは、それまでに信じていた”生まれつきの性格”は単なる栄養失調だったことです。

今思えば自分にしか聞こえない声で喋っていると「覇気がない」と言われるのは当然のことだったし、「えっ!」とイライラされるのも理解できます。体力がなく常に脱力感におそわれ、精神的にもずっとうつ状態でした。「人生をやり直したい」何度思ったことでしょうか。よく生き延びたものだ!

自分がこう思うから相手も分かってくれるだろうという安易な考えにどうしても陥ってしまいます。こういった絶望的なジレンマを声を張るだけで脱出出来てしまいます。頭で一生懸命に考えて後処理が必要なことを今では一瞬で解決できてしまいます。というのは、以前ほとんどの場合は自分の意見や感情を殺して我慢してましたが、今ではその場ではっきりさせます。

サプリメントのおかげで腹の底から声が出せるようになりました。信じられないことに声を張るだけでビックリするほど相手の態度が変わります。私が思うには、戦いは自分が負けを認めるまで続く、つまり相手が勝つんではなく自分が負けるのです。時にはアクションを起さないのも大きなリスクを負うことになります、現実では結構な確率で痛い目に会います。

他にもいろいろな改善点がありました。「元気が良くなった」「関心をたくさんもつようになった」「明るくなった」「いろいろなタイプの人間と仲良くなれた」「相手の目を見て喋れた」「落ち込むことが格段に減った」「人を恨むことがなくなった」「嫌な記憶が気にならなくなった」「一時的に記憶が飛ぶことがなくなった」「自信を持つようになった」「心配事が減った」「カラオケを楽しめるようになった(歌えるようになった)」などなど、、、

最後まで読んで頂ければ分かりますが、これらは全部一つの原理で繋がっています。

ヘム鉄に辿り着くまで3年かかりました

飲み初めてから3ヶ月くらい経った頃に、もっと効力がほしいと思い同じメーカーの「ストロング39アミノマルチビタミン&ミネラル」にかえました。理由はこちらのほうが10種類の栄養成分が多かったためです。50日分があるのでそれくらいの日数で全部飲んだと思います。しかし、特別な効力が得られませんでした。

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その後もこの二種類のサプリメントを交互に飲んだ。途中空いた時期もありましたが、その度に「不調」が起き、また飲むようになり、その繰り返しでした。

サプリメントを飲みはじめてからビタミンなどの栄養素についていろいろと調べるようになり、次第に自分に足りないのはたくさんの栄養素ではなく、絶望的に一つの栄養素が足りないと考えました。そして、その栄養素を突き止めることにしました。その時点でもうすでに最初にサプリメントを飲んでから1年が経ちました。

絶望的に足りない栄養素を突き止めるために「29アミノ マルチビタミン&ミネラル」に含まれている29種類の栄養成分について調べました。それぞれの効能や欠乏症を自分の「変化前」「変化後」に照らし合わせました。これだけで余裕に半年がかかりました。

最終的に消去法でビタミンB群と亜鉛の二種類にまで絞り込みました。主な理由としてビタミンB群は疲労や倦怠感の解消に優れ、亜鉛は男性ホルモンを増やす効果があるからでした。しかし、いくら飲んでも期待していた効果が得られませんでした。さすがにそこまでやっても収穫がなかったので、やる気がなくなりました。やがてこのこと自体を忘れ去りました。

あれから1年後のことだと思います。youtubeで「ホンマでっか!? TV」川田浩志先生の「鉄欠乏性貧血」の動画を見ました。それまでは鉄分についてある程度の知識がありましたが、どうしても「女性の貧血」というイメージが強く、絶望的に足りない栄養素ではないと判断していました。

しかし、番組では「鉄分が不足しますと、手足がむずむずしてじっとしていられない。」「中には歩きながらパソコンをする人もいる。」と紹介、ピンと来ました!高校時代から足がむずむずすることがよくありました。それで授業中はずっと立っていたか、椅子の上にウンコ座りしていました。よって鉄分についてもう一度検証することとなりました。

絶望的に足りない栄養素は鉄分だと断定しました

まずは鉄分について徹底的に調べました。特に欠乏症に関しては専用ノートを作り、自分の過去をできるかぎり思い起こしてがっちするポイント探しました。そしたら、たくさん見つかりました。

スタミナがない、集中力が続かない、無気力、疲れやすい、うつっぽい、不眠、不安、イライラする、先端冷え性、立ちくらみする、下痢がち、神経伝達がうまく行かず足がムズムズする、さじ状爪・巻き爪・二枚爪(不足状態が長く続いた場合)、歯茎の出血、むくみがある、髪が抜けやすい、鼻水、鼻づまり、舌の表面が白っぽくなる、足のつま先が麻痺する。(これら以外にもたくさんの欠乏症があります)

信じられないが、以上挙げた症状は全部自覚があります。印象深かったのは歯茎の出血でした、高校のときから歯を磨く度に出血します。但し、これらの症状はあいまいなものもあれば、他の栄養素の欠乏症とかぶるものもあります。

次は実際に飲んでみました。鉄分には吸収率の高い動物性食品に含まれるヘム鉄と吸収率の低い植物性食品に含まれる非ヘム鉄があります。ヘム鉄のサプリメントは非ヘム鉄のサプリメントよりやや値段が高いが、あまり吸収されなかったら意味がないのでヘム鉄のを選びました。

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結果がといいますともちろん大当たりです。はじめて「29種類」のサプリメントを飲んだときよりも効果が「一目瞭然」でした。飲んだらすぐ効果が現れるのではなく、3日後辺りに効き始めます。わかりやすい効果はまず爪が赤くなります。そして生き生きとした会話ができるようになります。長く飲みつづければ先ほど挙げた欠乏症がだんだん消えていきます。

今でも飲むのをさぼってしまうことがよくあります。「鉄が足りないなー」と感じたらまた飲むの繰り返しです。鉄が不足しているサインとしてはまず会話に覇気がなくなる、疲れやすくなる、爪のピンク色が薄くなる、舌の表面が白くなる、そして足のつま先がずっと麻痺状態になるなどです。

つくづく思うよ、精神力だけでどうにもならないことはあります。もっともその精神力も体があっての話ですから。本来ならば食事からとるのが一般的ですが、継続する必要がある上、手間が掛かる、さらに経済面でもそれなりの負担がかかります。ゆえに経済的で手軽く効率よくとれるサプリメントが自分にあっています。

なぜこんなに鉄分が足りないのか考えてみました

鉄分は体内で作ることができないため、直接食事からとる必要があります。繰り返しになりますが吸収率の高いヘム鉄と吸収率の低い非ヘム鉄があります。ヘム鉄は主に肉や魚などの動物性食品に含まれています。ここに致命的な問題点がありました、僕はベジタリアンでした。生まれてから肉を食べた回数は甘く見積もっても100回は越えません。

さらに、鉄分の吸収をUPさせるには動物性たんぱく質とビタミンCが必須です。肉は食べてこなかったので動物性たんぱく質はとれませんでした!もちろん今は積極的に食べるようにしています。

ちなみに、牛肉やまぐろなどの獣鳥魚肉の動物性たんぱく質は、体内でのヘム鉄の有効利用性を高め、さらには非ヘム鉄の消化管内での溶解性を高める働きを持っています。但し、鶏卵や乳製品のたんぱく質には、鉄分の利用促進作用は認められていません。

また、ビタミンCは吸収されにくい非ヘム鉄を吸収されやすいヘム鉄に変える働きを持っています。大豆製品やひじきなどの非ヘム鉄を多く含む食材とブロッコリーや小松菜などのビタミンCを含む食材を一緒に摂ることで鉄分の吸収をUPにつながります。但し、ビタミンCは長時間加熱すると破壊されやすく、また水溶性なため、水にさらす、ゆでると水に溶け出します。調理は短時間に。

貧血の場合は、赤血球の形成にはあさりやかきなどの貝類、レバー、肉類、魚類、卵や牛乳にも含まれているビタミンB群と、ほうれん草やブロッコリーなどの緑黄力野菜やレバー、卵、豆類などに含まれている葉酸が必要となります。

もう軽率に頑張ろうとは言わない、すこし賢く生きようと思います

鉄分が足りないと酸素が体全体に行き渡らず、エネルギーがうまく作れません。したがって、ご飯をたくさん食べても充分に利用されません。この状態が長く続けば、脳の制御により体が「省エネモード」に切り替えます。

「省エネモード」になると、限りあるエネルギーを生きていくために、最低限必要な体の部位に最優的に使います。言うまでもない、生きるためには心臓が絶対に必要です。そして、身体の隅々までコントロールしている脳です。ちなみに、生命の危機を感じた時、興奮をしている時、とてもうれしい時にだけアドレナリンが分泌され、一時的元気になります。

「元気」とは何か、覇気のある声、キレのある動き、生き生きとした表情です。もちろんこれらは人間にとって重要なことですが、すぐ命に関わるものではありません。よって、限りあるエネルギーは充分に回ってこないのです。そしてほとんどの欠乏症はこの「原理」が招いたものです。