カリン(花梨、花櫚)

  • 別名:榠摣(べいさ/めいさ)、安蘭樹(アンランジュ)、クワズナシ(喰わず梨)
  • 学名:Pseudocydonia sinensis(プセウドキドニア=Chaenomeles sinensis)
  • バラ目バラ科カリン属耐寒性落葉高木・果実・果物
  • 果実は10〜11月に収穫される
  • 春に5枚の花弁からなる桃色の花を咲かせる
  • 花期:3月〜5月頃
  • 原産:中国東部
  • 主な産地は、長野県の諏訪市・箕輪町や香川県まんのう町
  • 果実は、10分程度湯通して縦割りにして乾燥させ、生薬(しょうやく)の木瓜(もっか)として利用する
  • 寺社の境内に植えられている場合は、アンランジュ(安蘭樹)と呼ばれる
  • マメ科のカリンとは全くの別種である(近縁でもない)

主な栄養・成分

  • 果糖
  • タンニン
  • アミグダリン
  • リンゴ酸
  • クエン酸
  • ポリフェノール
  • カリウム
  • ビタミンC
  • 食物繊維

効果・効能

  • 風邪の諸症状の改善
  • 咳止め
  • 炎症を抑える
  • 痰、喘息に有効
  • 疲労回復
  • 利尿作用
  • 赤血球の働きの強化
  • 肌を健康に美しく保つ
  • メラニン色素の生成の抑制
  • シミやそばかすを防ぐ
  • 強い抗酸化力
  • 動脈硬化等の生活習慣病の予防
  • インフルエンザの予防
  • 便秘予防や改善
  • 有害物質を排出する
  • のど飴には、のどの痛みに有効

食べ方

  • 果実に芳香がある
  • 果肉は堅く酸味が強く、生食には適しない
  • カリン酒
  • 砂糖漬け
  • ジャム
  • ゼリー
  • のど飴
  • 生薬(和木瓜)
  • ポリ袋や新聞紙に包み冷暗所で保存