モモ(桃)
- 英語:peach
- 学名:Amygdalus persica
- バラ科モモ属の落葉小高木・果実・果物
- 食用として栽培される
- 旬は7月~8月
- 3月下旬~4月上旬頃に薄桃色の花をを咲かせる
- 原産:中国
- 主な産地:山梨県、福島県、長野県、和歌山県、山形県
- 主な生産国:中国、アメリカ、イタリア
主な品種
- 白鳳:白桃と橘早生の交配種、果肉は白くやわらかい、酸味は少ない、上品な甘さを持つ、時期は7月中旬~8月上旬頃
- あかつき:糖度が高い、歯ごたえがある、時期は7月下旬頃、白桃と白鳳の交配種
- 川中島白桃:長野市の川中島で誕生、歯ごたえがある、日持ちがよい、糖度が高い、時期は8月上旬頃
- 日川白鳳:時期は7月上旬、山梨県で発見、果汁が多く糖度が高い
- 清水白桃:岡山県や和歌山県で生産、果皮・果肉が白っぽい、時期は7月下旬~8月上旬頃
- 浅間白桃:高陽白桃の枝変わり、果肉がやわらかく、果汁が豊富、時期は7月下旬~8月上旬頃
- なつっこ:川中島白桃とあかつきの交配種、果肉はややかため、糖度が高い、時期は8月上旬頃~
- みさか白鳳:白鳳の枝変わり、甘い、時期は7月上旬頃~
- 一宮白桃:果肉は白い、果汁・甘みとも多め、時期は8月上旬頃~
- 加納岩白桃:果汁が多く糖度が高く、時期は7月上旬頃~
- ゆうぞら:白桃とあかつきの交配種、糖度が高く、時期は8月下旬頃~
- 暁星:あかつきの枝変わり、時期は7月下旬頃~、福島県で誕生、甘みは強く酸味は少なめ、果肉はややかため
- 黄金桃:川中島白桃から偶然誕生、果皮・果肉ともに黄色い、強い甘みとほどよい酸味がある、時期は8月上旬頃~
- ちよひめ:高陽白桃とさおとめの交配種、果汁が多く上品な甘みで酸味は控えめ、時期は6月中旬頃~
- 白桃:別名は本白桃、果皮と果肉はオフホワイト、甘みが多い、わずかに渋みがある、時期は8月上旬~
- 長沢白鳳:白鳳の枝変わり、ややかため、果皮の色は濃いめ、時期は8月上旬頃~
- 蟠桃:中国原産、扁平な形をしている、色は濃い、糖度は高め、主な品種は「大紅蟠桃」「フェルジャル」がある
主な栄養・成分
- 果糖(フルクトース)
- アミグダリン(青酸配糖体)
- 水溶性食物繊維(ペクチン)
- カリウム
- ナイアシン
- カテキン、エピカ゜ロカテキン、クロロゲン酸、ネオクロロゲン酸(ポリフェノール)
- ビタミンE
- カロテン(ネクタリン、黄肉桃)
効果・効能
- 整腸作用
- 便秘の予防・解消
- 大腸がん予防
- ストレス解消
- 美容効果(肌荒れ、吹き出物の解消)
- 皮膚、粘膜の健康を保つ
- 肩こり、頭痛の改善
- 冷え性改善
- 二日酔い予防
- 抗酸化作用
- がん予防
- 老化予防(アンチエイジング効果)
- コレステロール正常化
- 血圧を下げる(高血圧予防)
- 動脈硬化、脳梗塞、心臓病、心筋梗塞など生活習慣病の予防
- インスリンの働きを良くし、糖尿病を予防する
- ナトリウム(塩分)を排泄する
- 長時間の運動による筋肉の痙攣などを防ぐ
- 疲労回復
食べ方
- 生食
- ジュース(ネクター)
- シロップ漬け
- 表面のうぶ毛を洗い落とし、皮ごと食べられる
- お尻(果頂部)のほうが糖度が高い
- ふっくらと丸みを持ち、全体に紅く色づいているものを選ぶ
- 果皮全体にうぶ毛があり、香りが強いものを選ぶ
- 新聞紙などで包み風通しのよいところで常温保存
- 冷やしすぎると甘みが落ちる
- 熟した桃は痛みやすく、賞味期間が短いため、なるべく早く食べる
注意
- シラカバ花粉症を持つ場合は桃を食べると舌・のどにアレルギー症状を起こすことがある